今年の骸骨さんフィギュアは、私のコレクションの中でも一番のお気に入り。
リサイクルショップの価格も少しづつ上がってきている。それでも、リサイクルショップで掘り出し物を見つけるのは楽しい。
学生の頃は、もっぱら骨董屋巡りであったのが、結婚してからは、蚤の市へと移っていったが、次第に、店舗を構えているという安心からリサイクルショップへと移っていった。
ハロウィンの骸骨フィギュアは、もっぱらリサイクルショップで探し回っている。私の骸骨さんコレクションもかなりの物になってきた。
今年の骸骨さんはかなりの逸品であると自負している。記念写真を撮るのにバックに何を持ってこようかあれこれ苦心惨憺した結果。この金色ホログラムのカオス的な異時限性を思わせるバックにした。
今年の掘り出し物はこの歌う骸骨カップルである。
少し下からあおって画像を撮るとすごい迫力である。
足元の骸骨小物も丁寧で、見ていて飽きない。
男性の骸骨さんのネクタイの動きや上着の揺れ具合なんかも実にうまい表現である。
女性の骸骨さんの胸の表現もさりげなく色っぽい。ドレスの翻りが激しい体の動きをよく表している。
このペアーの骸骨さんを見ていると、一体どんな歌を歌っているのか興味がわく。生前の彼らの姿も想像してしまう。
ハロウィンは日本のお盆と秋分が一緒にやってくるような感じである。あの世の扉が開き色んな死霊や悪鬼がこの世にやってくるのである。
この10月の末日から一年のダークハーフが始まるのである。ダークハーフとは一年をライトハーフとダークハーフに分ける考えから来たもので、緯度の高い地方では、収穫も終わり夜が長く暗い季節の始まりなのである。ライトハーフが生の季節であるとしたら、ダークハーフは死の季節である。その狭間のハロウィンは、生と死が混ざり合った混沌の世界なのである。国によってハロウィンのとらえ方もさまざまである。土葬の習慣のない日本は単なる便乗型かもしれないが、死者と一緒になってお祭り騒ぎをするのは非日常的でストレス発散には最適である。まあ、度を超えるのは返ってハロウィンの足を引っ張る行為なので控えるべきではある。
今年も世界のあちこちで戦争があり死者の世界へ旅立つ人たちが後を絶たない。宗派が違ってもハロウィンの時期に家族の元へ帰れるのだろうか。
ハロウィンの色んな骸骨さんのフィギュアを見ていると、「これは誰かな」と思わずにはいられない。ハロウィンはあの世へ思いをはせる日でもある。