p3380783
6年前、奈良に家を建てた時、施工会社のいい加減さが解ってきて慌てて紀伊国屋で選んだのがこの本、「建築施工管理チェックリスト」である。

今でも後悔するのは、施工会社の「信頼してほしい。」の言葉に乗せられたことである。他人を簡単に信用してはならないと、このときほど思ったことはない。はじめからこの本の通りのチェックをしていたらと悔やまれてならない。

p3380785
この本の監修は、清水建設、大成建設、戸田建設、竹中工務店が中心となっている。

p3380787
目次を見るとあらゆる項目が網羅されているようである。

p3740355
建築やリフォームで一番気を付けなくてはいけないのは、見えない部分である。完成すると見えなくなってしまう部分は途中経過を詳しく写真を撮っておかなくてはならない。この写真をいつも取り続けると施工側もそれがプレッシャーになり余りいい加減なことはしにくくなる。前回の失敗から、その後は必ずありとあらゆる部分の写真を取り続けた。

p3740356
防水の項目も自宅の塗装の時、非常に役に立った。この本を持ち出して確かめたたり質問をしたのである。納得できない時は一歩も引かなかったので、完璧にやり直してもらうことが出来た。

p3740357
このドレン周りの部分もやり直しの対象であった。この本のおかげである。

p3740358
雨漏りは後になってからでは、プロでも場所を特定することは難しい。

p3740359
家の建て増しやリフォームはいい勉強の機会だと思うことである。施工代金は勉強代も含んでいると思うべきである。

p3740360
自宅は陸屋根だったので、ジョイント部分がどのように防水されているのか非常に気になった。実際にはかなりいい加減な施工で、これもやり直しの対象となった。

p3740361
何か変だなとか、よく理解できないことは徹底的に追求すべきである。施工側も、手抜きはできないと覚悟するようになるかと思ったが、甘かった。少しでも目を離すといい加減な工事をやる。特に現場監督がいないとそれはもう本当にいい加減であった。

p3380788
ただこの本で残念だったのは、地盤についての部分が詳しく書かれていないことであった。

p3380789
東京都の豊洲の地下水問題なんかも、以前から問題になっていたのに、いつの間にか有耶無耶にされてやっと今になって問題になっているが、私がごときでも本さえ読めばなんとか理解できるのだから、何人もの人が寄って何も知らなかったなんてことはありえない。都民の税金を我が物のように浪費する輩は退職していても弁済すべきである。後からの工事は兎に角高くつく。

p3380790
地下の調査や基礎工事についてももっと詳しく書いてくれていたらと思うと残念で仕方ない。

p3380791
地盤や基礎工事につて素人でも解りやすいように図解を入れて詳しく書き加えてもらえたならこの本は100点満点だと思う。

入門書はいくらでもあったが、どれも帯に短しタスキに長しである。素人にでもよく分かるように説明できるこそ専門家というものである。資格試験といえども満点でなければならないというものではない。ということは1級建築士の免許を持っていてもピンきりだということである。現場で実際に手を汚したことのない学士様建築家には気を付けたほうが良い。名刺に騙されてはいけない。ヒトを見抜くには質問攻めにすることである。ネットで詮索すれば大概のことはわかると思うが、業界内で口裏を合わせて書けない事もあるような気がしてならない。