【ポプラ社】人体絵本より

胃炎ではなく、胆石が原因での痛みだと分かり、消化器外科に行くといくつかの検査の結果、「では、明日から入院」と言われ慌てて用意をした。入院グッズは、病院から貰った書類に書かれているが、患者の手術に関する知識は不十分この上ない。かと言って病院側はこのサイトを読めとかは言わない。自分で、サイト巡りをするしかないが、この時、要注意なのが、誰が書いているかを確かめること。出典は何処か。体験談か、医療関係者か、怪しげな根拠のない書き込みかを、必ず見極めること。医学知識がなくてもわかりやすく書かれているサイトは、次の二つである。

腹腔鏡手術と抗癌剤 – 消化器病センター(外科) – 長津田厚生総合病院
胆石症の腹腔鏡下手術、腹腔鏡下胆のう摘出術などの治療|豊中緑ヶ丘病院

消化器外科で受ける胆石検査の数々。
腹腔鏡下胆嚢手術(胆嚢摘出術)の検査と手術の流れ | 日本医科大学付属病院
手術に必要な検査は原則として術前に外来通院で行っています。それは入院を短期間とするためです。検査項目は原則として
1. 血液検査
2. 心電図検査、胸部・腹部レントゲン検査、肺機能検査
3. 超音波検査
4. CT検査
5. 胆管造影検査
6. 胃内視鏡検査

 


(山田安政著「現代の組織学」より)

胆石症とは? 胆石症というのは、胆のうや胆管に石ができて、時に痛みなど様々な症状を引き起こす病気の総称であり、結石の存在する部位により、胆のう結石、総胆管結石、肝内胆管結石と呼ばれ、一般的には胆のうの中に結石が出来る胆のう結石を胆石と呼んでいます。 胆のうとは? 肝臓は内臓の中で一番大きな臓器で、この肝臓で1日に約500~800mlの胆汁が作られ、胆管という管を通り、膵臓の出口で膵管と合流し、膵液とともに十二指腸へと分泌され、脂肪や炭水化物の消化を助けます。 胆のうはこの胆汁を一時的に溜めておくところで、胆汁を溜め込んだり濃く濃縮する働きがあります。

胆石症とは何らかの理由で胆嚢の機能が低下して胆汁が結晶を作ることにより石(結石)を作ってしまう病気です。  結石にはいろいろな種類があり、コレステロールを主成分にするものや、ビリルビンを主成分にするもの、それらのまざり合ったもの、カルシウムの沈着をともなうものなどさまざまです。また、胆嚢内だけでなく、総胆管にも結石を認める場合(総胆管結石)もあります。  胆石のある方でも、無症状で経過する方もいますが、多くの方が症状をあらわします。胆石症の典型的な症状は吐き気や上腹部の痛み、特にみぞおちあたりや右上腹部に痛みや圧迫感を認めることが多く、背中にかけての鈍痛やこった感じ、張りもよく認められます。胆嚢炎がひどくなると腹膜炎をおこし、肝臓に炎症がおよび肝機能障害を併発することもあります。なかには総胆管に落下した結石が原因で急性膵炎という重篤な病気を併発することもあります。

私の場合ポリープも見つかったので、ネット検索してみる。<strong><a href=”http://kurosu-hosp.com/subject/tanseki/” target=”_blank”>腹腔鏡下胆嚢摘出術について – クロス病院</a></strong>
「胆嚢ポリープとは胆嚢の中に隆起した病変(ポリープ)を認める病気です。超音波検査(エコー)の普及で数多く発見されるようになりました。ほとんどの胆嚢ポリープは、コレステロールポリープか腺腫性ポリープと呼ばれる良性のポリープで、これらは小さいものであれば治療の必要はありません。しかし、大きさが10mmをこえると胆嚢癌を認めることがあります。したがって、10mmをこえるポリープや、経過中に大きくなったポリープは危険とされ、胆嚢摘出術が望ましいと考えられています。」

 


【ポプラ社】人体絵本より
胆嚢は肝臓の影に隠れている。
肝臓下面
(山田安政著「現代の組織学」より)
胆嚢は肝臓の裏面から見たほうがよく分かる。

血液検査 胆石発作(疝痛発作)に伴って、血液検査にて炎症反応やGOT、GPTなどの肝酵素や胆道系酵素(ALP、LAP、γ-GPT)の上昇が見られれば、胆石の存在を強く疑います。時に、胆のうから落下した胆石が総胆管の出口を塞ぎ、黄疸や急性膵炎を合併すると、ビリルビンやアミラーゼの上昇も見られることがあります。 画像検査 胆石症の検査の中で最も標準的な方法が超音波(エコー)検査で、胆のう結石や肝内結石はほぼ確実に描出できます。 CT 検査は、超音波検査ほどの検出率は良くありませんが、石灰化胆石の検出や胆嚢周囲の炎症を知る上で有用な検査です。 経静脈的胆道造影法(DIC)、磁気共鳴胆道膵管造影法(MRCP)は、主に総胆管結石の検出に用いられ、胆のう結石の術前に総胆管の状態を知るために、当院では必ず行っています。 総胆管結石が強く疑われる場合は、内視鏡的逆行性胆管膵管造影法(ERCP)を行い、結石の診断を行うと同時に摘出を行っております。

 

胆嚢
(山田安政著「現代の組織学」より)
胆石の治療 ① 外科手術が根治手術として第一選択です。腹腔鏡下手術と開腹手術があり、以下に詳しく述べます。 ② 胆汁酸溶解療法 : 内服薬で徐々に胆石の成分を融解する方法です。ある種の石には有効ですが、石が溶解する割合は数%以下と、あまり有効な治療ではありません。 また、石灰化など固まった結石には効果は望めません。しかも、中止すると再発するという問題があります。 ③ 体外衝撃波粉砕療法(ESWL) : 体外より衝撃波を石に当てることにより結石を粉砕し、結石を除去する方法で、一時脚光を浴びましたが、すぐに再発することや、結石が落下するときに膵炎や胆管炎や胆道閉塞などの重篤な合併症を起こすこともあり、そのために現在はほとんど行われておりません。 ④ 内視鏡的乳頭括約筋切開術 : 胃カメラを十二指腸の乳頭部まで挿入し、乳頭を切開し、拡張した後に結石を除去する方法で、胆管結石の治療に利用されています。

 

お腹の表面の筋肉
【ポプラ社】人体絵本より

写真:胆のう摘出術
https://wellnetlink.asahikawa-med.ac.jp/advice_docs/_resource/img/vol17/17-06.jpg

腹腔鏡手術と抗癌剤 腹腔鏡手術について 長津田厚生総合病院の消化器病センター(外科)では、患者様の身体的・精神的負担の少ない優しい手術として腹腔鏡手術を積極的に採用しています。 腹腔鏡手術のメリット 従来は、消化器疾患に対する腹部手術は腹部をメスで大きく切開する開腹手術が一般的でした。医師は肉眼で直接腹腔内の臓器を見ながら手術を行っていました。 これに対し腹腔鏡手術では、腹部に 5mm ~ 10mm 程度の皮膚切開を 4 ~ 5 ヶ所作り、トロッカーと呼ばれる細い筒をその小さく切開した皮膚の穴から腹腔内に差し込みます。そのうちの 1 つを使って直径約 1cm 程度の腹腔鏡と呼ばれる内視鏡(カメラ)を腹腔内に挿入します。炭酸ガスを腹腔内に入れて膨らますことで空間を作り、テレビモニターに腹腔内の様子を映し出します。 他のトロッカーからは細長い特殊な電気メスや超音波凝固切開装置、鋏、鉗子などの器械を挿入し、テレビモニターをスタッフ全員が見ながら手術を行います。 注入された炭酸ガスは手術後に切開した穴から抜け出ますので、人体にはほとんど害がありません。 腹腔鏡下胆嚢摘出術のイメージ 腹腔鏡下胆嚢摘出術

新私たちの暮らしと医療機器

腹腔鏡
腹腔鏡下手術: 臨床外科: Vol 54, No 11
腹腔鏡下手術は腹腔内へ挿入した内視鏡観察下に鉗子を操作して行うもので,手術に必要なスペースを作るのに炭酸ガスを腹腔内へ注人する気腹法と腹壁吊り上げ法がある.気腹法では気腹圧にもよるが,腹腔内圧上昇により肝臓や消化管の血流が減少する.さらに下大静脈経由の静脈還流も減少するため下肢深部静脈血栓症が生じる可能性がある.歩行開始時に血栓が遊離し,致命的な肺梗塞を突然発症することがある.このような事態を回避するために凝固・線溶系をチェック,凝固系の過度の亢進がないようにコントロールすることが肝要で,腹腔鏡下手術の薬物療法のポイントはここにある.

胆石の治療・手術(胆嚢摘出術)|四谷メディカルキューブ
傷跡のない胆石手術!?―単孔式内視鏡手術―
胆石手術(単孔式内視鏡手術)

腹腔鏡下手術の傷は従来の開腹手術の傷に比べると、はるかに整容性に優れていますが、最近、さらに傷を少なくして行う工夫がされるようになりました。単孔式内視鏡手術という名称の手術です。

この手術は、主としておへその傷を利用して行います。おへそを切開して皮下を広くはがして、ここから数本のトロッカーといわれる筒をお腹の中に差し込みます。用いるトロッカーは数本ですが、傷は1か所ですから、終了するとおへその傷だけになるのです。もちろん、1か所からのアプローチでは、器械の方向が同じ向きになって操作が妨げられることがあるので、安全のため傷を追加してトロッカーを挿入することもありますが、従来の手術よりも、傷の数が減ります。
その上おへその傷は引き込むように治っていくので、傷は年月とともに目立たなくなり、あたかも「手術の傷痕がない」ように治るのです。
右の写真は単孔式で行われた腹腔鏡下胆嚢摘出術後2週間の患者さまの傷です。おへそ以外は傷がありません。この方は手術後2日目に退院し、翌々日には仕事に復帰されました。

 


腹腔鏡下胆のう摘出術 お腹に図のような臍部に2~3cmの傷と鉗子を入れる1cmと5mmの小切開を行い、お腹のなかに空気を入れて、テレビカメラ(内視鏡、腹腔鏡)を挿入して観察しながら、色々な鉗子や道具を用いて胆のうを摘出する方法です。最近ではほとんどの胆石の患者さんがこの手術を受けておられます(約90%)。しかし、全ての患者さんにこの方法で手術が出来るわけではありません。開腹手術を受けた方、胆管に結石が落ち込んだ方、胆のう炎により胆のう周囲の癒着や炎症が強いために、この方法での手術が出来ないことがあります。通常はまずテレビカメラでお腹のなかを見て、炎症や癒着が高度の場合には、そのままお腹を切る従来の開腹手術に切り替えることもあります

 

胆路
(山田安政著「現代の組織学」より)
オッディ括約筋
(山田安政著「現代の組織学」より)
胆管括約筋
(山田安政著「現代の組織学」より)
以上の図より、肝臓で作られた胆汁が胆管を通って十二指腸へ運ばれ、消化されたものが胃から十二指腸へやってくると、胆管の先端にある括約筋が緩んで胆嚢で濃縮された胆汁が排出される構造になっていることが分かる。この先端部分に胆石が詰まっているかどうかは、胆嚢摘出手術時に造影剤を総胆管に流し込んでX線でけんさし、もしこの先端部分に胆石がある場合は、消化器外科ではなく消化器内科に移り、胃カメラを入れて手術したり、超音波で砕いたりすると医者から説明を受けた。

 

以下は、入院中に私がが書き留めたメモである。

私の傷口
手術が終わったあくる日に鏡を見て傷を確認しつつ書いた。手鏡を持っていくとベットから移動しなくても見れるので便利。
傷口は縫っていないのので後で抜糸する必要がない。


術後一番痛いのはおへそであった。マジックテープ式腹帯は、ずれるし看護師さんによって始末の仕方が違い一体なんのためにあるのか解らなかった。もう一つ厄介なのはT字帯、いわゆる越中ふんどしである。ふんどしなるものは、男性のためには良いが、女性にとっては食い込むばかりの厄介な代物である。臍下のパンティで良いのではないか。手術をした1日目は尿道にカテーテルを差し込んでいるのだし。ちなみのこのカテーテルが寝返りで抜けたりするのではないかと心配したが、カテーテルの先が膨らんでいて膀胱の中まで入っているので、そう簡単には抜けない構造になっていると聞いて安心した。手術前に風邪を引いていると席が出るので手術はできないと聞いたが。腹筋を使うことはものすごく痛い。笑うのですら痛い。

 


胆石が胆管の何処にも見えないらしく不安。


おへそから二酸化炭素を注入して腹腔に空間を作るという説明を聞いてカエルを思い出す。

前日・1日目

お腹の中を空っぽにするために下剤を飲むが、これだけでは不十分。いくら何回トイレに行ったからと言って全て出たという確証にはならない。浣腸もして完璧に出しておくこと。私の場合、ウンチはすべて下剤で出たと思っていたが、さにあらず。手術を受けた夜に、ウンチが出そうになって看護師さんを呼ぶと、差し込み式のおまるを持ってきてここに出せと言われ、「トイレにいく。」というと、「カテーテルと点滴があるし、規則だから駄目!」と言われ、ベッド上でウンチをする羽目になったが、反り身になるので傷口の痛さは筆舌に尽くせないものがあった。痛さもさるものながら、ウンチの量の多さにびっくり。出るは出るは、差し込み便器を超えるほどの量でお尻にウンチが着いたのにはびっくり。兎に角痛いウンチが終わってやれやれと思っていたが、暫く経つと、またしても便意を催してきたではないか。しかし、ナースコールはしなかった。自力でトイレに行って便器に出した。点滴棒とカテ―テルをつけたまま尿袋を持ってベッドを乗り越えて痛みを堪えつつヨロヨロとトイレに行ったのである。このときほど、個室にしておいてよかったと思ったことはない。トイレの鏡に写った自分の姿に思わず失笑。しかし、お腹がいたいので思いっきりは笑えない。手術は寝ている間に終わっていたので何も覚えていないので、入院中のクライマックスはこのウンチ騒ぎである。後はまあ、おまけみたいなものである。

 


2日目になって、カテーテルを抜いてもらった時はやれやれであった。看護師さんに、「初めて歩く時は気を付けてね。フラクラするから。」と言われたが、今更何をと内心思ったが、素直に頷いておくことにした。
この後朝食後に胃が痛みだしてうめいた。なぜなのか。胆嚢はもうないのに。

 


3日目の朝食後、又もや座ってられないほどの痛みに襲われる。頭痛と吐き気もする。自宅から持ってきたノーシンを飲むとケロッと直った。
犯人は牛乳かも。急激に脂肪分の多いものは避けたほうがいいのかも。

 


手術の後で医師から貰った私の胆石。何やら刺々しい丸みのない形であった。私の性格を表しているのか。胆嚢の中には、胆泥はなかったそうである。

頭痛もお腹痛も吐き気も、自宅に帰って2日めにはましになった。今思うと大半は寝不足から来ていると思われる。いつもなら12時前後に寝て8時間はみっちり寝るのに、病院では9時に寝て、6時に採血で叩き起こされるのである。その間看護師が見回りに来る。その上寝返りをしようとすると傷口が痛くて目が覚める。毎日2時間ぐらいをウトウトするだけであった。

手術はうまく行ったらしいが念のため、合併症や副作用にも注意するに越したことはない。それでも食後に気分が悪くなるのが気懸かりである。

各診療科の各種疾患・手術・治療について|豊中緑ヶ丘病院
3.手術の安全性について 手術の合併症や副作用には以下のことがあります。 出血 手術終了時には完全に出血がないことを確認して手術を終わりますが、まれに再度出血が始まり開腹手術にてによる止血が必要となることがあります。(過去約10年間で、当院で再開腹を要した症例はまだございません。) 創感染 小さな傷ですが、胆汁が付着して感染をおこすことがまれ(1%以下)にあります。 胆汁瘻 手術後胆管を止めているクリップがはずれたり、肝臓に付着しているところから胆汁がもれることがあります。発生率は約0.3%ですが、過去10年間で後日に再手術を要した方はまだございません。出血や胆汁瘻が起こった場合に手遅れにならないように右わき腹の傷のところに、 細いシリコンの管をお腹の中に入れます。問題がなければ翌日~数日以内には取りま す。 腸管・胆道損傷 この手術はテレビカメラにてテレビの画面に写った像を見て遠隔操作で手術をします。このために電気メスや鉗子で腸や胆管に傷がつくことが極めてまれ(0.1%程)にあります。手術時にわかればすぐに開腹に移行します。また、場合により数日たって症状が出ることがありますが、その場合は、内視鏡下や経皮的にカテーテルを入れたり、再手術が必要となることがあります。 癒着による腸閉塞 手術後に癒着のために腸閉塞をきたすことがあります。たとえ小さな傷であっても可能性はありますが、腹腔鏡下手術は比較的少ないのが特徴です(0.1%程)。癒着防止のため手術翌日からは積極的に身体を動かして下さい。

 

平均的には、一般病棟に5~7日間入院した場合の総治療費は約 70~80 万円です。3割負担の方は約 25 万~30 万円、2割負担の方は約 15 万~20 万円程度の負担が必要となりますが、高額医療申請をすれば補助が出ます。詳しくは医療相談室や事務局に御問合わせ下さい。 治療費は、これより入院期間が長くなれば、負担はもう少し増えることになります。また、炎症合併例や胆管結石合併例、併発疾患がある場合は追加されます。

私の場合、2万円の個室(急だったのでこの個室しか空いていなかった)に入って7日間、その他にパジャマを借りて、合計34万円ぐらいであった。このウチ25万円がメットライフの医療保険で帰ってくる。有り難い。それにしてもこの石は宝石並みに高価な石であった。・・・・・・完。