硬化剤不要の水溶性透明粘度「すけるくん」。もし本当なら素晴らしい。たとえ半透明でもいいからと思って買ってみた。
ネットで見る限り色んな試みがなされていたが、箔や金属粉、グリッターなどを混ぜ込むとどれぐらいの深度があるのか知りたかった。


100均のローラーで透けるくんの上に箔を置いてラップを掛けて伸ばしてみた。すると、ガラスの表面で箔を伸ばしたかのようにきれいに割れた。


これらの箔は銀台とアルミ台で作られた箔なので、普通にはこのように細かくは割れない。ところが、この「すけるくん」粘度は、箔を表面にピタッとくっつけ、且つ、ローラーで伸ばすときれいに伸びるのである。


更なる試みとして、粘土にグリッターや金属粉を練り込んでみた。粘度と同量以上のグリッターが必要である。


丸く固めて表面に薄く伸ばした金属粉練り込みの「すけるくん」を巻きつけたものも作ってみた。


乾燥させるとかなり反りかえってしまった。しかし、この粘土は柔軟性があって割れたりはしない。


かなり薄いのに透明度はこれぐらい。


青海波の箔を割って作った。この箔は硬くておよそきれいな模様に割ることは今まで不可能に近かった。


かなり薄いのに透明度はこれぐらい。


金色の部分はグリッターを練り込んだもの。ブルーの部分は、ブルーのエルジー(着色アルミ箔を粉にしたもの)。2種類のものをぐるぐる巻きにして断面を切って作った。


白いすけるくんに金属練り込み、すけるくん粘度を巻きつけたもの。


白い透けるくんにグリッター練り込みすけるくんを表面においたもの。乾燥しても透明度はこの程度。


すけるくん専用の水溶性コート液を表面に塗ると透明度は上がるということらしい。


すべてにコート液を塗ってみる。


ピカッと光ってやや透明度が増したように思うが、思ったほどではない。


もう少し透明になるかと思って2度塗りしてみた。


もう少し深くまで見えるかと期待した。


初めに比べるとかなりまし。


これなんかは、かなり奥まで見えている。


最終手段として、UVレジンを塗って硬化させてみる。


更に透明度が増す。


UV樹脂の層が厚いと、金属粉やグリッターが浮かび上がる。


これなんかは違いが歴然としている。


すけるくんに淡く色を付けておくといいかも。


金属粉より粗めのグリッターが良いことがわかった。


レジンそのものを粘度のように出来るものもある。油性なので厄介であるが、このすけるくんは水性なので手も荒れず、溶剤の匂いもしないので扱いやすい。
只、もう少し透明度があればいいのだが。残念である。今度は更に透明度の高い「すけるくん」で試してみよう。