おんな地主は一体何を返してもらったというのか。
建物の所有者はなにか返すものがあったのであろうか。問題となっている家は彼女が建てたものではないから建物ではないはず。


あの得体の知れない鍵を返せというのだろうか。そんなことは一度も彼女は言わなかった。実はこの鍵こそが事件の要だったことが最近わかったのだけれどこれは書くことができない。


父がなくなって以後、地主は一度も地代の請求をしてこなかった。だから、あの倉庫は全て私達のものだと理解していた。何しろあの倉庫は父が所有していた不動産のうちでは一番小さいものであったので私達も特に重要視はしていなかった。只、父があれほどあの倉庫にこだわったのが解せなかった。

地主はあの倉庫の中に自分の私有物が入っていると言うが、それを証明するなにかがあるのだろうか。当方には、この写真に写っているように会社の資材が入っていたし、この重い鉄板の台もたくさん入っていた。

家主の許可もなく勝手に忍び込んで使用していたというのなら、これは使用料をいただきたいほどである。解体する前には私物を出したのだろうか。もし出していないとすれば、おそらく不用品だったということであろうから不法投棄になるのかな。


それともこの鉄板の包は彼女のものだとでも主張するのかな。


ところがここに書かれてある文字は父の筆跡である。なぜか、父は自分の筆跡一覧表を書いて残していたのである。

結論から言うと、地主の彼女が一番返してほしかったのは土地だったのではないか。ところが、それがすんなり行かないことを彼女は知っていたからこそ地上げ屋の話に乗ったということである。彼女にしてみれば、彼女の話を特に検証もせず信じてくれた仲介業者はいい人たちであったことだと思う。

駐車場を含めて全てを売った彼女は、もう全ての事は自分とは関係のない過去のことだとほくそ笑んでいることだろう。しかし、現実は、全ては今からなのである。

ギガジンにはいろんな方面からの投稿が相次いでいる。沢山の人間の知恵というものが集結するとものすごい力になるものだと初めて知った。NETの世界は世界を変えていくと信じた私の信念は間違っていなかった。もし若者たちに希望の光があるとすれば、それはNETの世界の中であると今では確信している。

日本国憲法が保証している自由と平等の世界を切り開いていくのはNETの世界である。西部開拓と同じで一時は無法地帯になることもあろうが、そのうち人類の希望に満ちた新世界が広がることであろう。

この記事は今晩あげるつもりでいたが更新ボタンを押してしまったので、慌てて書いた。チャリダさんから電話が入ったので今から又旧社屋に行く。