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30代男性。初めての抽象画に挑戦。絵の具に触ったのは10数年前にちょこっとだけ。
筆にどれ位絵の具をつけて良いのかも分からず、はじめは戦々恐々。テーマは「水」。

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4つ切りのケント紙の上で、どぼどぼの筆や乾筆を試す。 筆に絵の具をつけてぽたぽた落としたり振り回したり、水を撒いてにじませたり。
あれこれしている内に、やっと不安から解放されたらしい。上は部分の拡大。

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2枚目は、言われたとおりにやり通す。様になる作品が早くも出来上がる。

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部分の拡大。下の絵の具が乾かないうちに白い絵の具をまき散らす。滲んで微妙な色調となる。

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3枚目は、コンプレッサーを使う。エアーガンで絵の具を吹き飛ばす。これが意外と面白かったらしくて一生懸命やっていた。

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部分の拡大写真。エアーガンの使い方を教えなければならなかったのでかなり手を入れることになった。

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4枚目、最後である。エアーガンの使い方も慣れてきたようで、無駄がなくなってきた。仕上げに白い絵の具でアクセントをつける。

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部分の拡大。細かい重なりが美しい。抽象画は遠目にも近目にも魅力的に。

この作業がどれほど楽しいかは実際にやってみなくては実感できない。指導していると、初めて描く人の気持ちがヴィヴィッドに伝わってきてスリリングである。