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この塩豆は、昔から大好物で食べていたが、エンドウ豆を乾燥させて塩味をつけたもの位に思い込んでいた。先日、ふとこの白い粉は塩だけなのかと疑問がわいてきた。そこでネット中を駆け巡って検索。
余談ではあるが、ネットでは300円台のものが茨木では、150円である。

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【あちこち検索して分かったこと。】
この白い粉は塩だけではなく、貝殻の粉、即ち、炭酸カルシウムである。現在ではカキの殻を細かく砕いたものを使っているが、昔は日本画の絵の具である胡粉を使用していた。上質の真っ白い胡粉はハマグリの殻を使っていた。この胡粉は現在では需要があまりないので値段が高くなってしまい使われなくなり、カキの殻の粉末にとって代わられたそうである。 では一体なぜこのような炭カル粉末(炭酸カルシウムのことを略して炭カルという)を使うのかといえば、塩だけだは辛くなりすぎることもあるが、炭カルの粉を周りにつけることによって、湿気を防ぎいつまでもからっとした触感を保つことができ、日持ちがするからである。もう一つは白い粉をつけるとふっくらとしておいしそうに見えるためである。

・・・・・知らなかった。昔の人の知恵って奥が深い。