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勤め人に向かない人がいる。二つのタイプが有る。一つは対人関係が煩わしいというタイプで、出来るなら一人で仕事をしたいという人がこれである。私はこのタイプかな。もう一つは、世間の顔色や他人の顔色をうかがいなら生きることを良しとせず、自分らしく生きたいというタイプ。前者が消極的なのに対し、後者は積極的である。
後者の場合、勤め人にもなろうと思えばなれるが、よくも悪くも自分の選択と判断で仕事をしたいのである。

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自営業はその人の努力と世界の動向を見極める能力と、そして、そのヒトの適正の職業を選ぶことである。後は運。いい人に巡り合うかどうかである。

こんな風に考えていると、自営業や起業家はかなり怖いかもしれない。少しぐらい窮屈でも勤め人の方がいいというのも分かる。一昔前までは終身雇用制のサラリーマンは生活の安定が良かったけれど、いまでは実力至上主義でかなり辛い。

ボヘミアンとして生きてきたヒトにとっては勤め人は向かない、というよりも勤め人の生活は無理。会社に勤めてもあっという間にやめていったヒトを多く見てきた。このタイプが一番難しいかも。ただ、救いなのは楽観的でプラス思考な点かもしれない。

どのような職業であっても、必ず失敗するのは、腐ったプライドと虚栄心。時間と経済の観念がないこと。

私が曲がりなりにもなんとかやってこれたのは、時間と経済の観念があったこととと、自分に厳しかったことだと思うが、そのため過労になって仕事を中断せざるを得なくなってしまった。

自営業の資本は健康である。誰も代わりにはやってくれない。