クラフトの最終的に行き着く最後の技法は箔である。それ故に、今まで、日本各地から色んな方が訪ねてこられた。


変わったところでは,仏画に金彩加工したいというお寺の住職もおられた。皆さん色んな目的を持って箔加工をして、作品に箔を取り入れてみいようであった。


一番の難関はどこで箔を安く手に入れるかであったようだ。箔は一枚で買うとものすごく高い。100枚、1000枚と単位が大きくなるに従ってかなり安くなる。純金箔は変色しないのでまとめて買っておいたほうが良い。金箔にも等級があって1合金から4合金まである。詳しくは箔について書いている過去ログを読んでほしい。


兎に角、箔を加えただけで価値は倍以上にはなるようである。私は工芸家ではないので、基本、工芸のような根気のいることはできない。
素人に毛の生えた用なものである。簡単に速く美しくを心がけている。合理主義一点張りである。


今回のパーツもあっという間に作れる。


まず、UV樹脂を置く。その上に箔を置いて竹串の先でつついて樹脂の中に沈める。最後にもう少し樹脂を上からかけて紫外線ボックスに入れて硬化させる。
裏向きにして念のために更に紫外線を照射する。これで出来上がり。


コツは特にない。注意するのは空気を入れないように気をつけること位。


箔を短冊状に切った野毛もいい。


我流でもやってみればそれなりに慣れて、箔も怖くはなくなる。


私は金箔よりも、銀箔が好きである。アルミ箔と違って銀の輝きは上質である。


夏は銀、冬は金と言われる。


今は夏だから銀の季節である。


レジンに箔を入れるのは、色々作ってみると、余り箔は多くないほうがいい。


ウラとオモテを分けて別個にレジンを置くと厚さはあつくなる。


箔以外に、雲母や真珠、グリッターなどを入れてもいい。


これらのパーツは、イヤリングやネックレスにも向いているが、私は作品に使う予定である。


それでも単品でよく出来たものは保存しておく。これも保存である。


金と銀を混ぜるとあまり良くないように思う。


割合の問題か。


金銀を混ぜる時は、銀は少なめのほうが良いとわかった。


こうして沢山の銀のパーツを見ると涼しげで暑さを忘れる・・・・かな?