サメの心臓・気仙沼名物「毛鹿の星」を料理して試食
少し前に、サメのお肉を食べたときに調べたのであるが、宮城県の気仙沼がサメの水揚げ日本一で一年を通じてコンスタントに水揚げされる。気仙沼のモウカ(毛鹿)サメの心臓を「毛鹿の星」という。モウカサメはネズミサメのこと。
最近サメの心臓が「たこ一」で売られていたが、最初は全て2000円台だったのがお盆がすぎると1000円台になったので買ってみることにした。きれいな色である。3つの部位からなっていて心房・心室・大動脈に分かれている。
あまり水洗いすると色合いが悪くなるが冷蔵庫に入れておくと又きれいな色に戻る。
現地でなくてもサメを新鮮に本来の旨味を保持して食せるようになったのは、細胞を壊さない「急速特殊冷凍凍結」の技術によるところが大きいという。
左手のブニョブニョの部位は心房である。サメは魚類なので1心房1心室である。心房は静脈血が入ってくるのでまずいのでここは捨てる。後の心室と動脈血管は動脈血が流れているので美味しい。
造りとして生で食すことができるそうであるが、今回はパス。火を通すことにする。
これはまずいので食べない。どれぐらいまずいのか焼いてちょっと味見してみようかと思ったが息子に止められた。
薄い膜を取り除いてレバ刺しのようにごま油と塩で食べると美味しいようである。
この血管も美味しいということである。
冷蔵庫で冷やすと再び美しい赤色に戻る。
血管を切り開いて4等分に切る。
レバーのように1センチぐらいの厚さにスライスする。
切りやすい。切っていても匂いはほとんどしない。
これを酢味噌かごま油で食べると美味しいということである。
オリーブ油で塩コショウして焼く。
生でも食べられるぐらいなので表面に火が入ったぐらいでお皿にとる。
これは私の分。ちょっと遠慮気味。
息子二人はこれぐらいずつ。食べてみると・・・「おいしい」「うまい」の連呼。肉のようであるが食べていると魚かなとも思えてくるような微妙な味わい。塩コショウがよく合う。
これで自信(?)がついたので、次はレバ刺しでいただこうと思う。