市の水路の払い下げーー値段のわからないものを買う不安
去年から今年にかけて水路のことで市役所を行ったり来たり。今年に入ってから2月に東倉庫を断りもなくショベルカーでぶっ壊されて、踏んだり蹴ったりの一年であった。来年は全てに良い結果で決着がつきますようにと祈らずにはおれない。
これが水路で、右側が我が家の倉庫建築予定地だった。左側のお隣さんは120センチ幅の水路を占拠して石畳にしていた。奥の方はまだそのまま。
初めは倉庫の建設が始まると水路上の渡り廊下は撤去するというのでそのように建築確認をとったのに知らん顔されて仕方なく、図面を書き換えて確認申請をやり直した。工期は遅れるし、実施設計は書き直さなければならなくて無駄な出費が重なる。
反対側はドアを勝手に取り付けて、上部には瓦の屋根をつけてこれが我が家の方にまで出ていた。しかし、未だに撤去する気がないので何度も市役所の水道課に行くが全く埒が明かない。やっと木製の廊下が去年の台風のせいで半壊してお隣さんはやむなく撤去したのであるが、再び60センチ幅に縮小した廊下を素早く取り付けてしまった。
表にはちゃんとした玄関があつにもかかわらず水路上の廊下を裏玄関にしている。
この廊下を使わなくとももう一つ裏から出入りできる道があるにも関わらず、便利だという理由だけで水路上を占拠しているお隣さん。
お隣さんはこの水路の中にはいろんな生活のライフラインを通している。自宅の床下を触るのがいやだということらしい。
この水路を我が家とお隣さんで半分ずつ市からの払い下げで買うことになった。
この二人が茨木市の水道課の職員。小柄な方が6年前に我々に払い下げはしていないと嘘をついた張本人。未だに水路の代金がはっきり決まっていない。
普通、物を買う時にはまず値段が提示されてから買うかどうかを決めるのである。値段もわからないのにものを買ったことは記憶にない。役所の職員や市会議員たちは裕福で値段なんて考えないで買い物をするのが当たり前の生活を送っていらっしゃるのだろう。
もしあまり値段が高くてお金の工面がつかなかった場合は一体どうなるのか。今まで測量屋さんに払ったお金とかけた時間は無駄になるということだろう。いかに上から目線で市民に対しているよく分かる。市長の秘書や市会議員にも話してみたが、初めだけで結局は知らぬ顔である。
町中に縦横に走っている水路のうち役に立っていない水路は市に払い下げてもらうより勝手に占拠して使うほうがいいと言わんばかりの対応の仕方である。初めは夏頃には終わっているはずであったが今はもう師走である。それなのに値段も決まっていない。うんざりする。
地上げ屋さんの素早くさっさと物事を処理していく対処能力を市役所は見習うべきかも。地上げ屋さんの爪の垢でも煎じて飲めば。