2019年2月20日、GIGAZINEの倉庫がなんの予告もなく解体されてから1年半が経つ。
その間色んな事があった。

玄関方向からちらっと見た限りでは少し荒れたかなという感じかもしれない。

しかし、中にはいってよく見ればその荒れ方には、目を覆うばかりである。

白かった天井もこの通り雨で抜けてしまった。

玄関の壁面も風化して板がめくれてしまっている。

裏手に回ってみると夏草が茂っている。

雑草だけはすごい生命力ではびこっている。人の建てた建造物は朽ちかけているというのに。

芭蕉が平泉で詠んだ句「夏草や兵どもが夢の跡(なつくさや つわものどもが ゆめのあと)」を思い出す。しかし、こちらの戦いはまだ終わっていない。途中でコロナの緊急事態宣言があって、その間、裁判もお休みになってしまった。それ以降はすべてがノロノロとしか進まない。

隣の家も屋根が全く抜けて壁も雨で流れている。

3軒続きの端の家の玄関には、庭木の伐採したものを誰かが捨てていっている。他にもゴミが捨てられている。

見るたびにゴミは増えていく。
なんのことわりもなく解体する人たち、誰も見ていないからゴミを捨てる人たち、中の物を勝手に盗んでいく人たち、・・・ここには人の悪意が満ちている。気分が悪くなる
父が生きていれば、「罰当たりめが!」ときっと言うことだろう。

ため息を付きながら、ここで一句。
「夏草や 悪意渦巻く 解体現場」