外壁塗装の時、ベランダの足場の下はどうして塗るのか不思議だった。
外壁塗装の保証期間は10年なので、10年経てば塗り直しをするものだと思っていた。12年目で慌てて塗り直しを頼んだら、普通は、15年とか、中には20年経って塗り直しという家も多いと聞かされたが、地震もあったことなのでそのまま依頼した。私も毎日自宅で作業しているので時々見に行く。そのうち、足場の下はどうして塗るのか不思議になってきた。
防水の下地のシートを敷く。
そのシートが飛ばないように超音波で固定する。これがすごい音でやかましい。
この上に、塩ビのグレーの分厚い防水シートを貼っていく。
面積の狭い部分は防水シートを敷いてその上から防水塗料を塗る。
しかし、足場の下はどうやって塗料を塗るのか不思議でならなかった。
しかし、よく見ると足場は上の部分が回転ねじになっていて上下できるのである。
超常現象じゃあるまいし、足場の下が勝手に塗れるわけがないとおかしくなった。
こんな長い間そんな単純な仕掛けにも気が付かなかったことに今では驚いている。しかし、私の周りの人たちは私同様誰も知らなかった。防水作業をしている人にとっては当たり前の事が門外漢には不思議でたまらなかったのである。世の中には同じようなことがいっぱいあるのだろう。