業務スーパーのココナッツシュガーを試食してみた。
ココナッツシュガーという言葉の響きが良いので買った。ココナッツの香りのするシュガーならきっと香りも味もいいに決まっていると思えたのである。
原材料は至ってシンプル。砂糖、ココナッツ粉末、マルトデキストリン、これだけである。
しかし、マルトデキストリンとは何か、気になるのでちょっと調べてみた。
「マルトデキストリンはでんぷんを加水分解したデキストリンの仲間で、いわゆる粉飴である。ブドウ糖は甘いが、粉飴は甘さ控えめであり、非常に精製度が高いのも特長で、最終的にはグルコース同様、直ちに吸収されて直ちにエネルギーになる。吸収がよく、そして代謝もいいのでアスリートのエネルギー補給に適している。効率の良さと穏やかな甘さという、グルコースとでんぷんのいいとこ取りをした糖質といえる。」
60グラムで270キロカロリーだから、100グラムで450キロカロリー。砂糖100グラムでは387キロカロリーだから、砂糖よりも高カロリーである。砂糖の代わりに使えば糖尿病になりかねない。
瓶の中をのぞくと細かいフレーク状。いかにもココナッツという感じ。
食パンに振りかけてる。
トースターで焼いて食べてみる。・・・???ほとんど味らしきものがない。じっと考えてみると、薄うす甘いココナッツのような感じ。
その後は、スライスチーズの上に振りかけたりホットケーキミックスに入れたりとあの手この手で食べてみたが、ほとんどそれらしい味も香りもない。だいたい、そのまま食べても薄ーい味わい。コロナにかかって嗅覚と味覚がやられたわけではない。かなり期待外れの振り掛け甘味料であった。