豆苗を料理すると、食べる部分より捨てる部分の方が多い。今までは根っこの部分を水に入れてもう一度豆苗を育てることにしていたが、今回はこの根っこの部分自体を食べてみようと思った。NETで検索しても誰もやっていない。ならば私が挑戦するべしと一大決心をしたのである。


兎に角きれいに洗う。何回かは茶色っぽい色の水を捨てる。


何度も洗ったら、大きな豆が外れて落ちていたのでこれもよく洗って加える。


鍋にすべて入れて、どう料理するか考える。かつおだしに醤油と味醂、料理酒、生姜を入れて甘辛く煮つけることにする。


念のため一度さっと茹でて煮こぼしをする。


これでかなり奇麗になったはず。


ごま油を入れたお鍋で炒める。


かなり根気よく炒め続ける。初めに料理酒と味醂を。次に出汁と醤油、最後に生姜で味付け。


仕上げに山椒も加える。


豆苗の甘辛煮の出来上がり。試食してみる。・・・・かたい。豆が固い。根っこもバサバサしていて硬い。だれもNETに書かなかったのは、まずかったからである。こんな場合は、一応失敗ということになるのであろう。失敗を自慢できないと思って誰もNETに書かなかったようであるが、失敗は人類の財産である。成功談ばかり書かないで、失敗談こそが成功への道である。もっともらしいことを言って自分を慰める。

圧力なべで煮るべきだったかもしれないが、夕食の料理が一品減ってしまったので何か代わりを考えなくてはならない。今日の続きはまた今度ということにする。誰か代わりに成功するまでやってくれないかな。(ホントに疲れるわ。)