8か月後に3度目のワクチンを打つのは、ブースター効果(追加免疫効果)を期待してのことである。

良くブースターという言葉が出てくるが、ブースターとは、goo辞書によると、

ブースター【booster】 の解説
1 後押しする人。後援者。
2 電圧の昇圧器。また、無線機などの送受信用の増幅器。
3 主ロケット発射時に用いられる補助推進装置。
4 航空機の燃料系統に用いられる、液圧を高める装置。

これから、ワクチンの「ブースター効果」とは
「自然感染または予防接種によってできた免疫は時間の経過によってだんだん弱くなるが、ふたたび抗原に接触することで、より免疫の機能が強まること。追加免疫効果。」ということになる。


イスラエルでは、2回目接種後4か月から5か月で免疫力が落ちてきて感染者の数が増え始めたので、3回目のワクチンを打つことになった。


実際に働く免疫を中和抗体と言い,血液中のigGを測定すればわかる。高齢者の場合、ワクチンを接種しても中和抗体を作る力が弱い。政府は2回接種後8ヶ月たった人に3回目のワクチンを接種すると発表したが、オミクロンの登場によって前倒しすると言った。しかし、早くも7ヶ月たってしまった高齢者もいる。


ファイザーの発表によると、2回接種してもオミクロンには効果が余りないが3回目を打てば中和抗体は25倍になるという。製薬会社の発表はあまり当てにならない様な気もする。自社株の値段を上げるための発表であることも考慮しなくてはならない。


海外では6か月後から第3回目を打ち始めている。8か月後いう根拠は何なのか政府は発表すべきである。


ワクチンもチャンポンするほど中和抗体の値は高くなるという発表もあった。


高齢者は中和抗体の値を知るためにも、IgGの検査をしてみてほしい。もうすでにかなり免疫の効果は下がっていると思う。


日本は何事も他の国の様子をうかがってから行動する傾向が強い。オミクロン株が流行する前にブースターを行わないと手遅れになる。せめて1か月前倒しにしてほしい。
新しい変異株が登場してもその正体が判明するまで1か月ぐらいかかるし、ワクチンの開発には100日ぐらいかかるという話である。その間に感染力の高い変異株の感染者は、寒い冬場には国中にまん延してしまう。


ワクチンと変異株のいたちごっこを解決するためにも万能ワクチン(スーパーワクチン)の開発を急いでほしい。