NETで検索して分かったことであるが、ポーランドのこのキャラメルは、戦前戦後のポーランドの変遷とともに生き抜いた歴史的なお菓子である。クルフカは、ポーランドの可愛い言葉で「ちっちゃな牛ちゃん」という意味である。
クルフカを発明したのはフェリックス・ポモルスキ(Feliks Pomorski:1895 – 1963)で、「クルフカの父」と呼ばれている。彼はその子とともにポーランドの共産主義国家時代をクルフカ本来の味を守り抜いた人物である。ヨーロッパでこのフルフカを知らない者はいないほど有名なお菓子である。

ロシアに翻弄された時代の苦しい時代を経験したポーランドであるからこそ、隣国ウクライナの惨事を我がことのように思って避難民を受け入れて支援しているのであろう。


内容量は200グラムで、214円。原材料は、砂糖、グルコースシロップ、バター、食塩、香料といたってシンプル。


カロリーは100グラム当たり380キロカロリーだからそう高カロリーではない。何よりたんぱく質が5グラムと多いお菓子である。


この牛の描いてある包み紙がクルフカのトレードマークである。


包み紙を開けると何の変哲もないキャラメルがゴロンと出てきた。


食べてみると普通のキャラメルとは違って、ほろほろと崩れるようなという表現通りのキャラメルとは似ても似つかない食感のお菓子である。息子の様に指の力が強ければ二つに割ることができる。

袋にはミルクファッジと書かれているが、ファッジとは、砂糖やコンデンスミルク、バターを鍋でじっくりと煮詰めて作られる砂糖菓子のことで、外側からゆっくり結晶してできるので外がシャリシャリ、中はしっとり、味わいはキャラメルに似ているが、食感が個性的でくせになるお菓子でありバターが使われているので濃厚な味わいが特徴である。

業務スーパーに行くたびにこのクルフカを買っている。