イギリスの歴史は、イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド(現在では北アイルランドのみ)より構成される連合王国の歴史である。イングランドはまずウェールズを併合し、アイルランドを植民地化し、スコットランドと連合し、今日に至っている。


イギリスは、産業革命後、第一次世界大戦にも第二次世界大戦においても戦勝国であったため、古い階級社会を温存してきた。

エリザベス女王の国葬をテレビで見ていて、いまだに階級社会が残っていると言われるイギリスについて調べてみることにした。

先日、Netfrixで「マイフェアレディ」をみて、社会階級によって話す言葉や発音が違うという事実に驚いた。現在では階級の境界がかなり曖昧になってきているとはいえ、均一社会の日本にあっては、想像しにくい事であった。

現在でも、王族を頂点に頂く貴族階級の下に7つの階級社会があると言われている。
英国の階級社会 | Japan Local Government Centre (JLGC) : London

イギリスの華麗なる上流階級とは?(アッパークラスについて調べてみた) | 毎日イギリス生活

・上流階級(Upper class/アッパークラス)ー貴族(基本的に称号あり・地主)
・中流階級(Middle class/ミドルクラス)ー実業家・専門職

・上位中流階級(Upper Middle/アッパーミドル)ー大企業管理職など
・中位中流階級(Middle middle/ミドルミドル)ー事業経営者や医師など中間職
・下位中流階級(Lower middle/ロウワーミドル)ー非肉体労働の熟練職
・下流階級(Lower class/ロウワークラス)ー肉体労働

アッパークラスの頂点は、英国王室(ロイヤルファミリー)で、
彼らは、イギリス上流階級のトップに君臨するファミリーである。

・公爵(Duke:デューク) →ロイヤル・ファミリー(Royal Dukes)を頂点とする
・侯爵(Marquess:マーキス)
・伯爵(Earls:アールズ)
・子爵(Viscount:ヴィスカウント)
・男爵(Baron:バロン)

この公爵から男爵までの世襲貴族が現代のイギリスで約1,000人

イギリスには、中世の騎士階級に由来した称号である叙勲制度が存在する。
「社会の様々な分野で活躍し、国家に貢献した者はナイト(Knight)として叙せられ、男性はサー(Sir)その夫人にはレディ(Lady)、女性はデイム(Dame)の称号を与えられ、社会的な名誉を与えられる。」
しかし、ナイトの称号は基本は一代限りであるため一代貴族(life peerage)と呼ばれ、
世襲貴族一家でなければ「貴族」=「上流階級(アッパークラス」」とは認められない。

イギリスの不動産は人口の約1%の約25,000人の貴族や大企業などがイングランドの土地の48%を保有しており、未申告は貴族が家族間で秘密裏に管理していた土地と考えられている。【Wikipedia】

その内訳は以下のとおりである
・法人企業 18%
・銀行の経営者・寡頭政治家 17%
・公的機関 8.5%
・住宅保有者 5%
・慈悲団体 2%
・王室 1,4%
・イングランド教会 0.5%
・未申告 17%


王室の資産は約4兆円、さらに女王の個人資産は720億円にのぼる
約4兆円とも言われる王室の保有資産、どのようなものがあるのか。
まず、1837年以来イギリス王族が住むバッキンガム宮殿が約7025億円、コーンウォール公領が約1863億円、ケンジントン宮殿が約903億円、さらにロンドンで最も有名なリージェント・ストリートの商業施設などからも不動産収入を得ている。
これらを合わせると、王室が保有している土地の総面積は、イングランドの土地の1.4%に相当する。

エリザベス女王の個人資産は推定720億円、その中には女王が息を引き取ったバルモラル城、サンドリガム・ハウス、他にも競走馬・繁殖馬、個人投資、宝石のコレクション、切手コレクションなどが含まれる。

個人投資などは莫大な利息を生むし、借地なども賃料が入ってくる。

イギリスでは一定額以上の資産を相続する場合、40%の相続税を支払う義務があるが、王室も例外ではない。しかし、王室の財政を任されている部署では、相続によって王室の財産が減らないように日々努力しているということである。皇太子の期間が長かったチャールズ国王は、長年の間自らが主体となって蓄財に励んだと言われている。

第二次世界大戦の敗戦国となった日本の皇室は、皇室典範により基本的人権もなく私有財産も持たない。皇室のすべての経費は国民の税金で賄われている。イギリスの王室とは天と地ほどの開きがある。