我が国は,海洋プレートと大陸プレートの境界に位置しているため,プレートの沈み込みにより発生するプレート境界型の巨大地震,プレートの運動に起因する内陸域の地殻内地震などが発生する割合が多い。 また,四方を海に囲まれ,海岸線は長く複雑なため,地震の際の津波による大きな被害も発生しやすいといわれている。
能登地震で、想定外の津波の被害の大きさに驚いた。海底地震は日本海側ではあまりないと言われていたのでなおさらである。
以下は、頭の中で津波のイメージが渦巻いているうちに一気に描いた水墨画である。その絵に、津波について調べたことを書き加えてみた。

「津波」の語は、通常の波とは異なり、沖合を航行する船舶の被害は少ないにもかかわらず、港(津)では大きな被害をもたらすことに由来する。 「津波(浪)」の語が文献に現れる最古の例は『駿府記』 で、慶長16年10月28日(1611年12月2日)に発生した慶長三陸地震についての記述である。

日本語「津波」が英語 tsunami として英語に借用され,初めて用いられたのは1897年のことで、 明治期には数々の日本語の単語が英語に持ち込まれたが,この単語「TSUNAMI」もその1つである。

1946年のアリューシャン地震で、ハワイに津波の大被害があった際、日系移民が「TSUNAMI」という言葉を多用したことでハワイでこの言葉が浸透し、世界中に広まったという事である。
世界で一番大きい津波の高さは、バンダ アチェから約20km南部の半島で計測された48.9mで、住居地近くを襲った津波高の世界記録とされている。 インドネシアの被害が圧倒的に多く、1国で死者と行方不明者の合計は24万人といわれている。

津波が黒くなるのはなぜか。巨大津波が湾に進入すると、海底をえぐりとって大量の土砂、ヘドロを巻き上げ、黒くなっていたことが最新の研究でわかってきた。 当時のまま保管されている黒い海水を専門家が分析したところ、透明な海水だった場合に比べ、破壊力が強くなり、人々の命を奪っていった実態が明らかになった。

津波の速さは、深海ではジェット機並みに速く、浅くなるにつれ速度は落ちる。 水深1mくらいで時速34km、100mで10秒(オリンピックの短距離走選手並み)の速度になる。
津波の高さが50cm程度でも、成人男性が立っていられないほどの力があり、 津波は思った以上に陸上の奥深くまで入り込んでいくものである。 さらに、津波が海に戻るときの引き波は、大きなエネルギーで一気に沖に引きずり出されてしまう。

津波は陸上を、海岸線での津波高の2倍の標高まで駆け上ることもあり、さらに岬の先端やV字型の湾の奥など津波の力が集中しやすい場所では、最大で4倍程度の標高まで駆け上ることもある。 例えば、海岸線で2mの高さの津波は、最大で標高8mの高さまで駆け上る可能性がある。

さ らに、1mの津波に巻き込まれると死亡率はほぼ100%と いわれています。 逃げ遅れた場合には、無理をして遠くの 避難場所を目指す必要はなく、近くの丈夫な高い建物や小高い場所へ駆けあがる事。