皇室の菊花紋(十六弁表菊)を付けたプリウスを見つけてびっくりした。

自動車の助手席に乗っていると、何時も珍しい車はないかときょろきょろしている。ほとんどの場合カメラに収めることができない。しかし、今回はうまくシャッターを切ることができた。

何に驚いたかというと、皇室の菊花紋らしきステッカーを付けた車を見つけたからである。


何気なく前を行くプリウスを見ていると、菊花紋のステッカーを貼っているのに気が付いた。

皇室の菊花紋について調べてみると、次のようなことが分かった。

現在の天皇家の御紋は、「菊花紋章」で、 花びらが16枚あることから「十六八重表菊(じゅうろくやえおもてきくもん)」と呼ばれている。 この家紋は1869年からは天皇と東宮しか使用できなかった。菊花紋の内、「十六八重表菊」は皇室の紋章として正式に定められ、明治四年(1871年)に皇族以外の菊花紋の使用が禁止されたが、戦後には解禁されて現在に至る。菊花紋章を用いることを禁止する法律はないが、意匠登録や商標登録はできない。家紋について現在の法律での規定は一切なく、<家紋の意匠を管理したり認証したりしている機関も存在しない。家紋は あくまでも慣例的に用いられている文化的な存在にすぎない。


しかし、皇室の家紋のステッカーを貼っていること自体、何らかの意図するところがあるのであろうがと思ってよく見ると、八重の菊ではなさそうであることが見て取れた。


皇室の菊紋は、花弁が16枚あって、尚且つ八重である。


然るに、プリウスに貼られていたのは、14弁の菊で、更に、一重の菊であった。なぜこのような紛らわしいステッカーをわざわざ貼っているのかと思って、NETで調べてみると、どうもあおり運転防止らしいと分かった。

戦後生まれの私には皇室に対する畏怖の念はないが、それでも、世界では唯一のエンペラー、皇帝である。日本国籍を持つ国民として菊の御紋らしきものをお守りがわりには少しできかねる。せめて、「十六八重表菊(じゅうろくやえおもてきくもん)」でないことで気持ち的にほっとした。