この麩焼き煎餅は一体いつごろから我が家にあるのだろうか。記憶に無いぐらい何年も前から、クリスマスになると眺めては、後悔のため息をついている。「早く食べればよかった・・・・はあー・・。」


この麩焼きのおせんべいは京都の末富のものである。だから余計に食べづらかったのかもしれない。
【末富のサイト】
末富の定番商品 | 京菓子司 末富 | KYOTO SUETOMI


裏にもサトウが振り掛けてある。


賞味期限はもうとっくに過ぎている。しかし、そこは隠して息子に去年のものだと言って食べさせてみる。「美味しいよ。」というので、まさか死にはしないだろうと思って私も一口。さすが、末富の麩焼き煎餅、パリパリで美味しい。後は二人で分け合って完食。

ここまでは、序である。次から本番。


叶匠壽庵の同じような麩焼き煎餅を先日もらった。


賞味期限は未だだと思って食べずにいると、又、同じような過ちを犯しそうなので今度はもう食べることにする。


叶匠壽庵の寿長生の郷は、懐かしい。3月の初めでまだ寒かったけれど、お雛様が飾ってあって会席料理をいただいたのを思い出す。

【叶匠壽庵のサイト】
和菓子の叶 匠壽庵 | おいしいものを、おいしいうちに

なんという皮肉なセリフであることか。


招福のお多福と枡豆と鬼の3種類が入っている。


ポリ袋に入って密封してある。


思い切って封を開く。食べてみる。・・・・やはりふわっとしてパリッとしている。当たりまえか。思いの外うす甘いは、見た目には分からないが、裏にサトウが塗ってあるからで、甘さ的には末富のほうがもう少し甘い。兎に角、完食。思い残すことも後悔することもない。ヤレヤレ。