蝶の羽
この写真は、蝶の羽ではない。ホログラフィーの箔を桜の花びらの形に切ったものを接写で撮ったものである。このようにして、ホログラフィーの箔を使って作品を作っていると、ときどき、偶然に思わぬ造形美に巡り会うことがある。私一人だけのウットリにしておくのはもったいないので、デジカメで撮っておいて、いつか誰かに見せてやろうと保存しておくのだけれど、今まで見せる機会が無かったが、ブログを始めたので、やっと日の目を見ることになって嬉しい。
小学生の頃、何故かその経緯はよく分からないけれど、顕微鏡クラブに所属していた。色んな物をプレパラートに挟んで観察し、それを、ノートに記録した。何を見たのかほとんど記憶に無いが、蝶の羽だけは、良く憶えている。色んな種類の蝶の羽を、顕微鏡で見て、その造形の美しさに見とれたのであるが、数十年後、同じ感動をもって、ホログラフィーの箔の美に魅入られている。