スケルトン人形について

リサイクルショップで買ってきたスケルトン人形。手作りで素朴な味わいがある。日本で作ったとは思えない。

私の持っているスケルトン人形とよく似たものを見つけた。吹田の民族博物館にあった。南米では、死者は火葬にはしない。それどころか少し前まではミイラにして保存する習慣があったところが多い。

南米では、死者は身近に存在する。彼らにとって死は生の終わりではなく、生の続きである。だから、お骨になってからも、死者は生者と生活を共にする。仏壇の中に収まって、お盆の時だけしか出てこられない日本とは大違いである。もうすぐお盆である。