十二支の彫刻オブジェ
光陰矢のごとし。もう11月である。クリスマスまでに年賀状を作らねばならない。来年の干支は羊である。自慢じゃないけれど羊の絵なんか描いたことがない。
ものぐさの私は考える。毎年使える年賀状はないかと。例えば、十二支全部が描いてあって、その年の干支に丸をつけるだけとか。12枚使ったら次のバージョンへ。
京都の植物園の入口には十二支のオブジェが噴水の周りにある。この写真を毎年使うのはどうかなと考えた。よくよく見てみると、十二支全部だとまとまりが良いが、1つずつ離してみると違和感がある。この写真の「子・丑・寅」を見てもなんだか怖い。
来年の干支の羊だけは何とかおとなしくしているが、顔がいかつい。次の「申」ときたら飛びかかろうとしている。このオブジェを作った人は、きっとお正月が嫌いか、年を取るのが余程嫌なのだと憶測せずに入られない。私と一緒だ。その気持よく分かる。今年もまた、あれやこれやと考えるのかと思うとうんざりする。こんなに面倒なら、年賀状はもうやめようか。ここが思案のしどころである。