お気に入りの鳥の箸置き
この箸置きは、百円均一ショップができ始めて間もない頃にダイソーで買ったものである。このダイソーは、当時、ダイエーの中にあったと記憶している。
何故か、一つだけ紛失しまっている。
一つ一つが木彫の手彩色である。メイド・イン・チャイナである。この頃の百均には中国製の手作り工芸品が沢山あったが、今では、こんな手作りの時間のかかる工芸品には、お目にかかれない。
裏には、穴が開いているので、最初は型抜きの陶器かと思った。
ホンの少しずつ形が違っているが、よく見ないと見分けがつかないぐらいである。この箸置きは、長い間、我が家の飾り棚の中にあった。
中国の一体誰がこんな精巧なものを作ったのかと思いを巡らした。腕の確かな職人芸である。
当時は、消費税もないのでそのまんま百円であるから、ひとつ20円である。この内いくらが原価であったのか。わびしい計算をしてしまう。
今の中国から想像もできない。