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病院にいると、所定の場所でしかスマホも出来ないので、手持ち無沙汰な時間が多くなる。で、あれこれ埒もないことをいろいろ考える。

「サラリーマンは、大別して猫的サラリーマンと犬的サラリーマンに分けることが出来るのではないだろうか。」というテーマで考察。(ちょっと大袈裟)

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即ち、犬のようにひたすら人間に着くサラリーマンと、家に着くネコのように会社に着くサラリーマンかということである。

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ネコは家に着くと言われる。ペットとして飼われても、基本ヒトには着かない。テリトリーとしての家である。

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ネコは良く言えば独立独歩、悪く言えば我がままっちである。ご主人様に媚びへつらうことを良しとはしない。唯一餌をくれるヒトだけは特別でも自分に仕える召使ぐらいにしか思っていない。餌も、自分のお腹と相談してしか食べない。夜行性であるから、昼は寝てばかりで、人が呼んでも物憂げに片目を嫌そうに薄く開けて胡散臭そうにちらっと見るだけ。ところがテリトリー意識が強いので、家という空間意識は強烈。自分の家の周り5メートルぐらいは絶対他の猫を立ち入らせない。内部告発するサラリーマンは此のタイプかも。公私混同は絶対にしないタイプのサラリーマン。上司はやりにくい。しかし、本人は超然としている。挙句の果てに上司が機嫌をとる羽目に。こういう部下に取り囲まれると上司の胃には穴が開く。性格というものは治らないのでこういう部下の場合、上司としては愛社精神を育て、仕事大好き人間に成長させるべき。

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一方犬は、人が理想とするペットとして変身を遂げた動物である。犬は人に懐く。人間は大切なご主人様である。餌付けされると色んな芸もやる。褒めれば何でもしたいと健気に努力を惜しまない。

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彼らの英雄は、「忠犬ハチ公」である。命さえ削ってご主人様に仕える覚悟がある。ひたすら上司に仕えるサラリーマンは此のタイプかな。転勤したら、次なるご主人様を決めるまでは以前のご主人様のもとへ帰りたいと思って泣くのである。環境への適応力が弱いとも言える。餌をもらうと好き嫌いを言わず残さず食べる。賄賂大好き。毒食わば皿まで。上司を守って自殺さえしかねない。これで仕事ができれば上司としては文句無しなのだが、そうそううまくは行かない。仕事内容より、ご主人様の顔色を優先するので、上司の資質が問われるのもこのタイプ。

私も一時宮仕えをしたので思い出しては深い感街にふけるが、結局のところ、自営業(自称絵描きの何でも屋】に転身。オオカミさんになったのである。一匹狼に。