ホンダの去年と今年のカレンダー比較
近頃、カレンダーのデラックスなものには余りお目にかからない。卓上カレンダーが増えたせいもあるのかもしれない。
我が家の自動車はずっとホンダなので毎年「ホンダのカレンダー」をいただく。
タダで頂いておきながら文句を言えた義理じゃないけれど、今年のカレンダーは気に入らない。
表紙もパット見てもホンダとはわからない。
1ページ目。去年のほうがモダン。2017年の富士山のバックに家族揃ってなんていうのは、人によっては気が滅入ることもあるのではないか。
戦前の昭和時代を思わせる今年のカレンダーである。
1・2月も去年のほうが構図もいい。
2・4月の今年版の時代錯誤的な野暮ったい写真にはうんざりする。
5・6月も、今年の写真は一昔前の小学校の教科書のようである。
この写真からホンダの自動車をイメージすることは難しい。
カレンダーの最終決定をした人のセンスを疑う。
今年カレンダーの写真は失恋した人には目の毒かな。絵に描いたようなとはまさしくこのようなものである。
今年のホンダのカレンダーのようなライフスタイルこそが日本人の理想だというのか。
今年の11・12月に至ってはクリスマス色一色。去年の方が、色んな人がいるという感じがしていい。
去年と今年のホンダのカレンダーを比較していると、今年のカレンダーにはイメージの貧困を感じる。その上、ホンダの自動車を無視している。
ホンダの自動車を買う人はホンダのファンである。息子はこのカレンダーを見てカンカンに怒っていた。今年はホンダのカレンダーは使用しないことになった。