雪の結晶写真2453種類「SNOW CRYSTALS(スノウ クリスタル)」
雪の季節がやって来た。大阪には余り雪は降らないので、雪というものはどうしても神秘的なものに思えてしまう。
芸大の頃、東南アジアからの留学生が、開口一番「ユキはどこにある?」と言ったのが忘れられない。雪国の方にわ誠に申し訳ないが、雪が降ると嬉しくて仕方ない。ホログラムの箔は、雪の結晶を表現するのにピッタリの素材である。そこで必要となってくるのが、雪の結晶の参考資料である。
いろんな資料を買ったが、この「SNOW CRYSTALS(スノウ クリスタル)」という本一冊あれば十分というぐらい雪の結晶の写真を掲載している。
総数2453というからものすごい。出版元は、「DOVER PUBLICATIONS INC. NEW YORK」。著者は、「W.A.BENTLEY and W.J.HUMPHREYS」。
これらの作品の雪の結晶は、この本がなければもっと単調なものになっていたと思う。
雪の結晶の美しさは、他に比較するものがない。
雪の精がいたとしても不思議ではないとさえ思う。
この本のインスピレーションが多くの作品を作り出した。以下、本の中の数ページを紹介させて頂く。
ページを追うごとにだんだん複雑な形になっていく。
これらは、ガラスの平面に出来たFROST(霜)。
文明や文化というものはこのような偉大な業績の積み重ねの上になるもので、たった一人の人間が全くなにもないところから生み出すものではないと思う。著作権もそういう意味で本人一代のみでいいのではないか。