「ママ、疲れたよ。」


「おんぶしてやりたいけれど、骨どうしがぶつかって痛いからねえ。」


「ママ、あそこにふわふわうさぎさんがいるよ。」


「ママよりうささんにおんぶしてもらいたい。」
「でも、急に言っても駄目よ。ママに任せておきなさい。」


「ねえ、うささん、一緒に休憩しましょ。」


「うささんてとってもフワフワしていていい気持ち。」


「うささんの胸って世界一よね。」


「うささんの背中もいいわよ。」


「うささんとご一緒だと心が休まるわ。」


「うささんのお耳ってとっても長くてフワフワで素晴らしいんだから。」


「ママ、うささんのお耳って最高。」


「あの・・・お二人とも降りていただけません?」


「どうも、ありがとうございました。」
「うささんは最高ね、ママ」
「良ければまたご一緒しましょうね、コツコツさん達。」


その後、夜になると、コツコツさん親子はうささんといつも一緒に寝るようになりました。
寝ているのか死んでいるのかよく分からないように見えるのですが、死んだように眠っているのです。