屈折率というのは、物質中での光の進み方であり、真空中を1とする。空気中はほぼ1、水は1.3,普通のソーダガラスだと1.5である。

ではレジンの屈折率はどうかというと、約1.5である。ということは、おはじきのシマシマを消したいときは、シマの中にレジンを入れて硬化させればよいということになる。おはじきのシマのうえにレジンを置くとこのように消えるが、表面に虹色の反射コートをしているものは消えない。2液性のエポキシ樹脂も屈折率は1.5である。


上にオーロラフィルムの乱切りを置く。


UVで硬化させる。


虹色の反射コートをしているものは縞々は消えない。


なぜシマシマを消そうと思ったかというと、息子が言うのには、「縞々があるといかにもおはじきだということが分かって安っぽく思える。縞がなければ透明のガラスのように見える。」からである。


下の段は、以前におはじきの縞を強調して作ったもの。上の段が、今回、縞を消したもの。
春から夏にかけておはじきアクセサリーは透明感があっていかにも涼しげでいい。その上簡単にできて安価でもある。


実験で、いろんな素材をガラスの容器に入れてエポキシレジンで固めたものである。よく判らないかもしれないが、このガラスの右上部は屈折率がほぼ同じなので影の屈折が殆ど無い。全くの透明のみのレジンにすれば、屈折率が同じであると境目が殆ど見えないはずである。ただ、樹脂自体の透明度やガラス自体の色が問題になってくるが。