今年のこどもの日は奈良県滝谷「乾燥・香菖蒲」のオフロに入ってみた。
老けた息子が二人いるからか、知り合いが鯉のぼりのクッキーと乾燥菖蒲をおみやげに持ってきてくれた。
鯉のぼりのクッキーが入っている。子供の日の気分にだんだんなってくる。
15センチ足らずの乾燥菖蒲が5つで570円とはびっくり。
奈良県・滝谷の花の里の菖蒲を乾燥させて作ったものらしい。菖蒲の葉の香りは揮発性だから、乾燥させるのが難しかったであろう。
包を開いて鼻を近づけてクンクンしたら、かすかに草っぽい香りがした。風邪を引いているから、余りニオイがしないのかと思って息子を呼んで聞いてみたら、菖蒲の香りがするという。只あまり強くないが。
早速お風呂に入れてみた。風呂場の明かりが暖色のライトなので緑色が全くないので、画像だけを見るとわらのように見えるが、実際はもう少し緑っぽいのである。
時間と共にだんだん膨らんでくる。
1時間後に風呂場に入ると、ふわ~っと菖蒲と枯れ草の混じったような香りが充満していた。子供の日の香りである。昔は子供の日に銭湯に行くと、菖蒲の束が湯船の中に入れてあったものである。近頃では、スーパーの店頭で菖蒲の葉が売り出されている。息子たちが小さかった頃は子供の日もイベント然としていたが、今では、他人事になっている。今日は、久しぶりに子供の日が我が家にもやって来た感がある。老けた二人の息子の健康を祈って、柏餅も食べた。