iPhoneケースに金彩加工をしてみたら、意外とうけた。
iPhoneケースを沢山買ってしまったので、何とかしなくてはならない。
特に何のアイデアも浮かばない。ケースの上に何かを貼り付けてもきっとどこかに引っかかって取れてしまう。
そこで考えたのが、透明ケースの裏側から箔装飾する方法である。
まず、水性粘着剤を用意してケースの内側に塗布して乾かす。粘着剤なので水分がとんでも粘着性だけは残っている。
次に、金網と、切り回しの箔、硬い筆、箔挟みを用意する。
箔を金網で細かくするのには、100均で買った油絵用の硬い筆をハサミで半分にカットして使っているが、コレがなかなかの優れものである。
七色に光るブルーの青海箔は、私が一番好きな箔である。
箔を撒く時は、硬い箔から置く。
化粧用のパフで上から押さえつける。100均で売っているこのパフが金彩工芸の箔を押さえるのには便利である。
次に、焼箔を置いて同じように押さえる。
右端のように粘着剤の塗り忘れの部分が見つかるので補正する。なにしろ、透明の下地に透明の溶液を塗るので塗り残しはやむを得ないところである。
反転させてみるとこんな具合。
ピタッと箔が裏側から貼れていて、コレならいくら表側から擦れてもとれる心配はない。
最後に裏側からコーティング剤を塗布する。今回のコート剤は水性ウレタンを使った。
もうひとつ、銀箔を置いたケースを作ってみた。
つや消しと艶有りの2種類の銀箔をつかっているので、光線の具合でグレイに見えたりする。渋くて美しい夏向きの装飾である。
このiPhoneケースを見た息子が、以外にも気に入って「ものすごいきれい!残りのケースも色んな箔を貼ってみたら。」と言ってくれたので、また残りのケースにも箔を貼ることにした。ちょっと褒められるとすぐにその気になる私であった。