2年以上も前にスーパーのおもちゃ売り場で見つけた恐竜の卵。水につけておいたら殻を破って恐竜の赤ちゃんが出てくるという玩具である。
思わず、衝動買い。私の悪い癖。


本箱の棚にずーっと飾られていた。兎に角一度しか遊べないので悩んでいるうちに癌になって、それどころじゃなくなった。
2年の歳月が経っていたけれど、このままだとこの玉子は一度も日の目を見ることなく・・・一体どうなることだろう。思い立ったのが吉日。


タマゴを水につけて孵すことを決行。


水で膨らむ素材でできた恐竜がタマゴの中に入っているだけではないか。どうしてこんなものを買ってしまったのか今更ながら呆れる。


対象年齢6歳だから十二分にクリアしている。クリアしすぎている。


なかなかきれいな卵である。卵焼きにかゆで卵にできればなあ・・・・。


空いたネスカフェのビンに水を入れてタマゴをそっと沈めてその日は寝る。


ころっと忘れていたが、思い出したのが27時間後であった。恐竜は顔を出している。なかなか可愛いではないか。


だんだん大きくなってくる。


2日目、かなり大きくなった。


殻が邪魔なので殻から出すことにした。


殻がなくなったので大きくなりやすいはず。


恐竜を出してから殻を見てみると底に穴が2つ開いている。この穴から水が入って恐竜が膨らむ仕掛けになっている。


からの継ぎ目が水に弱く衝撃にも弱い弱いのだろう。


カラの底はこんな具合になっていたのに気が付かなかった。


3日目、これ以上大きくなりそうにないのでビンから出すことにした。


タマゴの2.5倍ぐらいに膨れ上がって重くなっている。目も伸びて薄くなってしまった。これをどうするべきか迷ったが、捨ててやるのは可哀想で、かと言ってじっとり湿った恐竜を放置していたらこの梅雨時のことだからカビでも生えてきたら悲惨。悩んだ挙句、窓辺で乾燥させてタマゴの中へ納めて保存することにした。人間も行き場所に困ったらタマゴに戻ることができればいいのに。


窓辺で乾燥させていたら、色も濃くなり小さくなってきたではないか。この画像は瓶から出して3日目である。


1週間後、小さな赤ちゃんになった。湿り気もない。


タマゴの中に恐竜の赤ちゃんを入れて計画は完了。・・・・シマッタ。外箱を捨ててしまった。我が子孫がこのブログを読んでくれなかったら・・・・。仕方がないから説明書を一緒にして袋に入れておくことにする。いつの日か、この子がまた卵から出て日の目を見ることを信じよう。女のロマンである。先日、私の誕生日で、きれいなお花を贈ってくれた人がいたからこんな気持になったのかな。