今年の3月のはじめに宝石のコハクのような琥珀糖を作ろうと必死になった。作ったのはいいけれどこれを何時食べるのかという問題に頭を悩ました。
そこで、ガラスの中に封じ込めてあり一面のみ空気に触れているのだから、きっと長持ちするはずだという結論に達しそのまま乾燥させておくことにした。常温保存である。

KEISUI ART STUDIO | 琥珀という宝石のような琥珀糖(コハクトウ)


作ってから4ヶ月経ったわけであるが、空気に接している面の砂糖の結晶はかなり厚くなったが、中の状態は元のままである。


表面は砂糖でカチンコチンになっている。砂糖には賞味期限がないと聞いている。ということはカビったり腐ったりはしないので、砂糖で固めた蓋をしているようなものである。


これは100均で買ったガラスの卵ケースである。


タマゴの接触面が固まって離れなくなってしまっている。これも又、中の状態に変化はない。


ガラスのコップに入れて作ったもの。


表面は他のものに比べて一番砂糖で固まっている。


このグラスに入れてある琥珀糖は空気に触れる面積が一番大きいので水分の蒸発量も多く砂糖の結晶化も最大と思われるので、これを食べてみることにする。


かなり水分は飛んでいるので、グラスの周りにぐるっと砂糖の結晶が取り巻いている。


スプーンを入れる時、かなり硬かった。バリジャリという感じ。


しかし内部の方は軟らかい。食べてみると風味は変わらない。


今度は比較のために残しておいた3層に分かれた琥珀糖を食べてみることにした。
KEISUI ART STUDIO | 琥珀糖の作り方-Ⅱ(3層の琥珀糖を作るのに成功!)


この琥珀糖は、2016年の8月に作ったものであるからもうすぐ1年になろうとしている。
外側の砂糖の層は厚くなっているがカビが生えている様子はまったくない。割ってみると中には未だ水分が残っているようで透明に光っている。


食べてみると外はシャリシャリで、中はまだ軟らかさが残っている。ヒョとすると琥珀糖は非常食になりうるのではないかとさえ思えてくる。
以前に中に琥珀糖を入れたチョコを作ったが、これは内外反対に、中にチョコ入れた琥珀糖を作るべきだったことに今気がついた。只ちょっと作るのが難しいかな。