戦後間もないころ、薬屋もそんなにない時代、富山から家庭用常備薬を行商人が全国をまわっていた。。
越中富山の常備薬の名で日本中に知れ渡っていたが、このお菓子は、その越中富山の薬箱に因んで、復古調で作られたレトロ調のお土産である。


この赤い箱は元は木箱であった。薬屋のないような地域にはかなり遅くまでこの行商が行われていたようである。


こちらの御土産には薬ではなくオカキが入っている。


「しそおかき、白エビオカキ、黒豆おかき、昆布おかき、たまねぎおかき」の5種類である。


一番手前のたまねぎおかきだけは昔の薬袋を真似た袋に入っている。


他のオカキの袋の模様もクラシックな模様である。


富山の方言の紹介。


説明書も、昔通りに「家庭円満」と周りにデザインされている。


そして、子供が何より楽しみにしていたのが、この風船。


こんな四角ではなく3色の丸い紙風船ではあるが、おもちゃも満足になかった昔のことであるから薬の行商人のおじさんがおみやげに持ってくるこの紙風船は子供の楽しみの一つであった。


薬はこのような袋に入っていた。


ご種類の中で特色のあったのはこのたまねぎおかきである。なかなかおいしい。


この箱はこれからも常備菓子の入れ物として車の中で使うことにしよう。