愛知県・御菓子処「東角園」の吉良氏ゆかりの和菓子に日本の心を見た。
愛知県・御菓子処「東角園」は、吉良氏ゆかりの和菓子である。
東角園
この包装紙は西尾市の観光地を取り入れて紹介を兼ねたデザインにリニューアルされたものである。
東角園は、吉良家の地元の西尾市吉良町にある大正年間創業の和菓子屋。
赤穂事件の悪役であった吉良上野介は、地元では名君として敬われてきた。
吉良上野介
東角園では、吉良様を偲んで色んなお菓子が作られている。
千代紙のデザインの紙箱の中には、ひとつずつ凝った包の和菓子が入っている。
箱の中には吉良上野介(きらこうずのすけ)についての栞が入っている。
地元の吉良音頭
「赤いお馬は
上野介さまよ
黄金堤に
塩やくけむり
偲ぶ思いの
桐一葉」
吉良小唄
「吉良の殿様 良いお方
赤いお馬の見回りも
浪士に討たれてそれからは
仕様がないではないかいな」
「吉良の赤馬」は、吉良の殿様が赤馬に乗って城内を見廻った史実に則ったお菓子。
◆菓子名の由来
「きららの里では詩にもあるように名君であった殿様〝吉良上野介〟(きらこうずけのすけ)を赤馬に偲んでいます。」
あんは黒餡と白あんがある。
吉良の殿様が「うめえもんだ」といったことに因んで作られた「梅エ門」
このお菓子の包み方に感心した。
包の中のお菓子には、梅の紋がついている。
中には青梅が種ごと一つ入っている。さっぱりしていて美味しい。
1300年前の昔、元明天皇に献上した三河の特産物の雲母(キララ)に基づいて作られた和菓子「きらら」。
凝った包装をしてある。
栗を小豆のあんこで包んである贅沢なお菓子。
西洋のマロングラッセとは一味違う美味しさ。
どれも丁寧に作られた日本の心が包まれている和菓子である。