
7時58分頃、ドカーンと突き上げるような振動とともに、家中のものが倒れるものすごい音が続いた。

台所の食器が戸棚から飛び出して、割れて散乱していた。阪神大震災を思い出す。

机の上のパソコンだけは無事でホッとした。

震源地は高槻城跡だそうだ。直下型地震か。テレビから、嬉しそうなアナウンサーの声が興奮気味に聞こえてくる。

キッチンの棚からもいっぱい飛び出してしまっている。一応災害保険も入っているがどんな具合なんだろう。お守りがわりに入っていただけなので内容はさっぱり分かっていない。

炊飯器はこわれてしまった。お鍋のスープが当たり一面に飛んで臭う。

阪神大震災後、あまり高価な食器は買わなかったが、使い慣れたものほど割れている。

3階の被害はものすごい。息子は血の気が引いていた。それでもネットで情報を集めている。

10畳の壁一面に積み上げられた電子機器が吹っ飛んでしまって向かいの壁を傷つけている。

細かいネジや部品のケースが無残にもひっくり返ってしまった。

手前にあったラックは倒れて見えない。

つっかい棒をキッチリしていて、天井まで届くラックは意外と壊れていない。

家屋自体はどんな具合か見るのが怖い。

書庫の中へは全く入れない。

私の事務机も分解してしまっている。箱類は上下が反対になっている。スティールの入れ物は凹んでいるようだ。

大きな本棚が倒れてきてコピー機も壊れている。

窓が勝手に開いているが閉じることができない。今晩は雨が降るというのに、どうすればいいのか。

仏壇が吹っ飛んで私のベッドの足元まで飛んでいる。

仏壇の扉がもがれている。両親の位牌を取り出す。仏様も救い出す。高槻のお墓はきっとひっくり返っていることであろう。震源地の直ぐ側だから、被害は想像を超えているに違いない。その地域へは今の所立入禁止になっているらしい。

私の作った帯や着物を入れたケースが8個とも壊れて中身が散乱。

冷蔵庫も扉が開いて中の物が飛び出ていた。よく見ると冷蔵庫自体構えの方に飛び出ている。

つっかい棒をしてたので食器棚自体は倒れなかったが、位置が40センチもずれて壁にあたったのか穴が空いている。テレビが壊れていないのでニュースを見ることができる。震度6弱。高槻の南の当たりが震源地なのでここは高槻に近いので悲惨。隣人の人たちは避難してしまっている

炊飯器が壊れた。掛け時計も壊れて時間がわからない。それでもまだ水が出て電機がつくと云うのは有難い。水洗トイレが使えない生活なんて想像もできない。一応簡易トイレの準備はしているが使う必要がないのは、嬉し涙。

アトリエを除いてみてゾッとした。もう気力が出ない。後回し。後回しばっかりが溜まっていく。

ガラスの瓶類は全て無事。瓶の中にはスープの元やお茶など各種入っていて20種ぐらいある。ガスが出ないので料理はレンジのみ。スーパーもコンビニも惣菜コーナーは売り切れ。ミネラルウオーターもなし。

意外と、ガラスが無事で陶器が割れている。

ラックが平行六面体になっている。これも位置が随分ずれいる。余震のことを考えると片付ける気がしない。ため息ばかりがでてくる。それでも、怪我もなく生きているだけで感謝せねばならない。