コイチという名の魚のあらを焼いて食べてみた。
コイチなんて名前の魚は知らないので試しに食べてみようと思ってアラをかって買って帰る。一度にたくさん入荷したらしく切り身もたくさん売っていたが、値段の割には身が薄いので、アラにした。コイチのアラは安くてずっしりと重たかった。
調べてみると
こいち(黄姑魚)
スズキ目ニベ科ニベ属の海水魚で、山陰・高知・瀬戸内海以南、渤海から南シナ海に分布し、
水深80m以浅の砂泥底に生息し、全長50センチ程になる。
旬は秋から冬で、塩焼きや煮付け、フライに向く。
グチ、ニベ、アカグチとも呼ばれる。
と書かれているが、コイチは漢字で黄姑魚と書かれるようにヒレや表皮が黄色い種類を言うのではないかと思う。買ってきたコイチはヒレの先が黄色かった。
また、WEB魚図鑑によれば、コイチはニベと酷似するが別物であると書かれている。
(出典:WEB魚図鑑・koujiより)
ニベとかグチなら食べたことがある。同じ様な種類の魚らしい。はじめての魚はとにかく塩焼きにする。煮付けにすると皆同じ様な醤油味になるからである。
塩コショウをして焼く。頭が大きく3つもあるのでギュウギュウ詰め。
一番大きな頭。ヒレの部分が黄色いのがよく分かる。
残りの部分。
裏返して、食べたが食べごたえがある。魚が好きな人には切り身よりアラのほうがいい。
身は白身で淡泊で柔らかく美味しい。生臭さはない。確かにグチとよく似ている。