リサイクルショップで木彫の12支を買って帰ったが、龍が逃げていた。
リサイクルショップで見つけた12支の木彫置物。木彫の上に彩色してある。
鳥取県指定郷土民芸品と書かれてある。
ひとつずつ紙でぐるぐるに巻かれていたので、係の人に12の干支が全て揃っているのかと訪ねたところ、「揃っている」というので買って帰ったのである。
おぐらやという工芸店の紙で一つずつ包まれている。
紙の包みは12個ある。
紙から出して並べてみる。なんて可愛い干支の置物かと思いながら数えてみたら11個しかない。
ねずみ
うし
とら
うさぎ
へび
うま
ひつじ
さる
とり
今年の干支、いぬ
来年の干支、いのしし。
うさぎと蛇の間の龍がない。龍は12支の内で唯一の架空の動物であるが、そのせいか姿が見えない。
昔から、出来の良い彫像には命がやどり動き出すというエピソード多々あるように、龍はきっと天に登っていったのだろうと考えて諦めることにした。
創業宝暦年間というと、1751年から1764年までの江戸中期と後期の境ぐらいの時代。この12干支の彫刻を作ったのは8代目の小椋 昌雄さんである。12支セットは定価13000円。これを1200円で買ったのだから文句を言うのやめることにした。小1個は1000円なので買うことにした。
おぐら屋(おぐらや) 小椋 昌雄(おぐらまさお)
〒681-0024 岩美郡岩美町岩井319
電話:0857-72-0520