「うえがき」の鶯ボールはいろんなバージョンが出ている。


鶯ボールは化学調味料・保存料・着色料が使用されていないので安心して食べられる。


袋の裏をかえすと、コリンちゃんとカリンちゃんの紹介とともに「1930年の発売以来愛され続けているあられのベストセラー。」と書かれている。戦前からあるお菓子だっとは知らなかった。


カロリーは1袋76グラムで330カロリーだが、100グラム換算すると434キロカロリーだからやや高めである。


袋を開けると粉まみれの鶯ボールが見える。粉の色はやや茶色っぽい。これが栗味のもとなのか。


食べてみると、この「栗味鶯ボール」は不思議な味がする。今まで味わったことがないような味である。2つ目、3つ目と食べるに従ってだんだん美味しくなってくる。10個ほど食べて後は残しておいたが、そのなんとも言えない味が頭から離れず1時間も立たないうちに又食べ始めてしまった。とにかくくせになる味である。


この不思議な味の正体は何かと思って原材料名を見てみると「栗パウダー」と書かれている。栗味のもとが「栗ペーストとデキストリン」から出来ている「栗パウダー」というのは当たり前であるが、これが栗味だとはどうしても思えない。

そこで、この栗パウダーなるものをNET検索してみたら、今まで食べていた栗とはかなり味も風味も違っているかもしれないと分かった。栗の渋皮を剥くのと渋皮の付いたまま使うのとでは味も風味も違うのである。又、栗を茹でるだけかローストするかでも味と風味は違ってくる。更には、栗の品種によっても違ってくる。

この「栗味鶯ボール」の栗パウダーがいかなる品種の栗をどのようにしてパウダーにしたかは書かれていないので、この摩訶不思議な味の所以は謎のままである。

まあ、美味しければいいのであるが、この栗パウダーを入手してみたいのである。私の見当では「イタリア産マレル場栗粉ファリーナディカスターニェ」に近い物ではないかと思っている。

調べていてわかったのであるが、栗粉はグルテンフリーで小麦アレルギーの人にとっては良質な代替食品であるという。栗粉を使ったケーキやクッキーは美味しいそうである。