2018年までに4冊の作品集が出版された。一番最近のものは「LIGHT PAINTING」・電子書籍版のみである。他の3冊は紙媒体の本である。


この「箔」の作品集はハードカバーの豪華本で、今ではこんな贅沢な美術書は作られていないそうだ。出版元の京都書院は今ではもうない。1992年の企画による一番初めの作品集である。この作品集が出てから仕事の内容がワンランク上がったような気がする。


2番めが日貿出版による企画で出版された「箔アートの世界」である。この頃が最も忙しかった時期である。2000年8月のことだった。


3番めが、2002年に八宝堂による企画で『源氏物語 箔ファンタジー」である。


4番目が一番最近の「Light Painting」で、電子版のみである。アマゾンで販売されている。本好きの私としては紙媒体の本も欲しかった。

デジカメで写真を撮ってソフトで編集する作業は絵を描く作業に比べると格段に楽であったが、満足のいく画像はなかなか撮れないのも事実である。ただ、紙媒体の本に比べると色の発色が比較にならないぐらいに美しく色の再現性は抜群である。そのうえいくつかの画像を組み合わせて新たな画像を創ることも可能である。光の筆で絵を描く感覚である。このライトペインティング以降、デジカメでずっと光を追い続けている。

今年の抱負としては、前出の3冊の画集の電子版を創ることと、出来れば、デジタル写真も整理して作品集にしてみたい。2011年以降、サロン・ドートンヌに出品してきたが、こんなにお金をかけるのなら電子書籍を作ったほうがマシだと思うようようになってきた。時代はどんどん変化しているのだ。