「ピンピンコロリ」の対比語、「ネンネンコロリ」は初めて知った。
老人が集まると、ここが痛いあそこが悪いと言う話に花が咲く。そしてその話の締めくくりは「ピンピンコロリ」。
ピンピンコロリというのは、一生元気に生きて最後はコロリと死ぬことを言う。周りに迷惑をかけたくないし、長い間病に苦しんで死ぬのも嫌だという老人の悲願である。また、政府の望みでもある。
「ピンピンコロリ」の対比語、「ネンネンコロリ」があったのは知らなかった。ネンネンコロリとは長く寝込んだ末に亡くなることである。
歳をとった人が、一度は行きたいという「ぽっくり寺」。日本全国にぽっくり寺はある。通称、ぽっくり不動、ぽっくりさん、ぽっくり観音、コロリ観音、コロリ地蔵、中風除けのイビダレ地蔵、嫁入らず観音、嫁楽観音と呼ばれる仏様があるところはぽっくり寺である。
「ポックリさん・ぽっくり寺 天空仙人の神社仏閣めぐり」のサイトが最もぽっくり寺については詳しいと思う。
ポックリさん・ぽっくり寺 天空仙人の神社仏閣めぐり
老人たちの自慢は、いかに多くのぽっくり寺に参ったかという事に終止する。
「ぽっくり寺」というのはあるが「ぽっくり神社」というのはない。なぜかと考える。祝い事は神社が多く、葬式などの忌事はお寺が多いのがその理由であろう。神社とお寺のすみ分けが上手くできている。土着の神社と外来のお寺、なるほどね。