本日5月10日、GIGAZINEの編集長は告訴状を弁護士とともに提出するために警察へ行った。
5月10日11時。遂にGIGAZINEの編集長は弁護士同伴で西淀川警察へ告訴状を提出に行った。自分で告訴状を作る場合は警察がなかなか受け取ってくれないものである。
以下、GIGAZINEの編集長からの報告である。
警察へ行き告訴状提出のために来たと言うと15分ぐらい待たされてから応接間へ案内される。出てきた刑事さんたちのうち2人は会ったことのない方たちであった。今までの担当刑事さんは今日は別件で不在だそうである。
そのうちの一人が告訴状に目を通した。
警察の言うのには、「現在、被疑者として八木節子に事情聴取をしているところであるが、今までの被疑者は取り下げて新たに日新プランニング株式会社を捜査対象にするということか?」ということであったが、それに対して弁護士は「告訴状には『不詳』と書いてあります。八木節子だけでなく、日新プランニング株式会社の関係者も捜査対象にしてくれという意味です。捜査対象の網を大きく広げてくれということです。」と抗議した。
そこで、警察側は「既に八木節子を送検する方向で進めているが、さらに日新プランニング株式会社の関係者も取り調べするということで了解した。告訴状を受け取る。」と言って、スムーズに告訴状を受け取った。
何ら揉めることも手直しすることもなかったので、今までの経過を詳しく説明すると、警察は「日新プランニング株式会社にはまだ一切事情聴取などはしていないが、今回の告訴状の件もあるので、検察とも相談して順に進めていく。」ということであった。
弁護士が言うには「通常は1回目で告訴状を受け取るということはまずない。大体、告訴状のどこかに不備があるとか、もっと証拠が必要だとか、いろいろ言って、弁護士同伴でも3回目で受け取らせることができるかどうかという感じ。こんなスムーズに進んだのは前代未聞。告訴状を受け取るかどうかというのをかなり事前に警察が検討するのが通常なので、なぜかありえないぐらい前向きに警察の捜査が進んでいるのだと捉えてかまわない。」という説明であった。
今後は、捜査に進捗があり、何かさらに協力が必要であれば、警察からGIGAZINEの編集長に連絡が来ることになる。
以上が、告訴状提出の経過報告であったが、以前私が警察へ建築関係の告訴状を持って行った時とは雲泥の差がある。毎回1~2時間粘ってやっと3回目に受け取ってもらえたのである。その後も、個人の無力さを感じ続け未だに釈然としない思いであった。
今回は、想定外のスムーズさに驚くが、やはりGIGAZINEだからなのか、それとも、この一連の地上げがあまりにもひどすぎるからなのか私には判断できかねる。