シルクスクリーンの布用インクを試してみる。
シルクスクリーンの作り方は本格的な方法から簡易な技法まで何でも一応はやってきた。布にシルクスクリーンの使うのは、紙や布に箔を置く時ばかりであった。布用顔料インクを買ってはいるが今まで特に使うこともなかった。
今回はOFF会で実演する必要に迫られて布用顔料インクを使ってみることになった。
プリントゴッコの印刷インクはすべて油性紙用である。油性は有機溶剤を使わなくてはならないのでパスすることにしている。
この水性ペン「アクアテック」は布にも描けるし洗濯しても大丈夫である。
ただ、薄い色の黄色と水色は水分が多いせいか滲む。そのことさえ気をつけていれば、布に絵を描くのには非常に使いやすい。
ホルベインのアクリル絵の具は種類によっては洗濯すると色落ちする。また、シルクスクリーンで刷るのには柔らかすぎる。
「アムステルダム・アクリリック」の絵の具は布用とは書かれていないが、十分使える。洗濯にも耐える。
理想科学の布用スクリーンインクは、「布用スクリーンインク」の白黒と「布用スクリーンジェッソ」の3樹類とアクリル絵の具があればすべてに間に合う。上手く混色すれば色んな色のインクが作れる。
墨は結構色落ちするので、代用として理想科学インクのブラックを使う。
薄いぼかしも濃い墨色も自由自在である。
洗濯にも十分耐える。白いTシャツにフリーハンドで絵を描くのが自作の良さであると思う。
折角の機会であるから、この際、布用絵の具として使えるもののテストをしてみよう。