パパイアと言えば黄色くて中に黒っぽい種のあるフルーツと思っていたが、近所の店に青いパパイアが売っていた。その青パパイアは野菜コーナーに置いてあったが、調理の仕方などのメモは何もなかったが、帰ってからゆっくり検索することにしてまずは買うことにした。選ぶ基準はウリに準じて大きくツヤがあって重たいこと。この3条件をクリアした青パパイアを買って帰る。25センチ1キロ大ぐらいで250円。初めてなので高いのか安いのか判断がつかなが、後で調べると300円から500円ぐらいだった。


パパイアの効能は、黄色く熟れたものより未熟な青パパイアのほうが高い。パパイアは三大栄養素(糖質・脂質・たんぱく質)を同時に分解する酵素を含んでおり、抗酸化作用のあるポリフェノールはワインの約7.5倍と言われている。更にはビタミンCも豊富に含んでいる。


皮を剥こうとするとかなり硬いのでピーラーで剥く。


皮を剥いていると白い液体がでてくるがこれはタンパク分解酵素である。稀にこの液に反応する人がいるが、少し痒くなったら手袋をはめて剥くように。


皮の部分は硬いので少し分厚く剥いたほうが良さそうである。


半分に切るのにはさほど力はいらない。ただキメが非常に細かいので包丁に吸い付くような感じがする。


熟れたパパイアの場合は、硬くて黒い種が入っているが、青パパイアの種はまだ白くてそんなに硬くもない。パパインなどの酵素は青い皮やこの白い種の部分に多く含んでいるという。そこでこの種を一つそのまま食べてみたところ硬くも苦くもないので料理に使うことにした。


短冊きりにする。


切ったら水にさらして軽くアク抜きをする。サラダにする時はこのアク抜きは必要であるが、熱を加える場合は省いても差し支えないと思う。この時点で一つそのまま食べてみるが、苦くも酸っぱくもない、まあ硬いウリに似たような感じ。


材料は、鶏の炭焼き肉、青パパイア、紫玉ねぎ、赤ピーマン、そして、青パパイアの種。調味料は、クミンシード、バジル、塩コショウ、みりん、そして、トロミつけにチキンコンソメパウダーとコーンスターチ。


出来上がり。白いプツプツは青パパイアの種、アクセントになって良い。酵素は熱に弱いので火はさっと通すこと。


青パパイアは思いの外硬めである。特に、青い皮のほうが硬い。故に、歯ごたえは非常に良い。
苦くないゴウヤかな。


赤味噌の味噌汁に入れてみたところ、柔らかくてキメが細かいので大根より美味しい。青パパイヤは煮物にも向いている。きっと味噌汁より、お澄ましに向いていると思う。