ランバス構造のクッションと2重ハニカム構造のクッションを比較してみた結論は。
出かけたついでに東急ハンズに寄って、今噂の無重力クッションを買って帰る。
長時間机に座ってPCに向かっていると腰痛になる。かなり慢性化していているので少しでも楽になるならと、椅子を変えたり座布団を変えたりしてみたが際立った効果はない。
テレビのコマーシャルを見ていると誇大広告ではないかと思うのだが、もし本当に無重力のような感触の素晴らしいクッションかもしれないと未練が残り、遂に買ってしまった。
外箱には色々書いてある。「まるで宙に浮いているような座り心地を実現!」「傾斜のついた形状が姿勢をサポート!」「ランバス構造で通気性抜群!」・・・何故か全てに「!」のマークがついている。
ランバス構造とはひし形の網目構造のこと。
騙されたと思って買ったのだが、「もしや、もしや」の期待もある。
箱から出してみるとこんな座布団。重さがかなり重くずっしりしている。重くて、且つ、ベロンベロン。
カバーの裏は滑り止めがついている。
ファスナーを開いて中を見る。四角い構造になっている。
方形の内側の1辺は約1.5センチメートル程である。思いの外大きな四角である。この上に卵を乗せて座るというのは止めたほうが良いという結論に達した。もっと格子が小さくハニカム構造になっていたほうが、卵は割れにくいような気がする。
まあ、私のお尻は卵ではないので気にする必要はない。
裏側はこんな感じで、それほど通気性だ良いようにも思えない。
作業をするときの椅子において座ってみる。もっとクニャっとした感じかなと思ったが意外としっかりしていて硬い。無重力という感じではなくお尻の形に密着したという不思議な感じ。数日座ってみたが、なかなかいい感じ。腰への負担が少ないせいか腰痛が少し楽になった。
それじゃ、車の座席用にももう一つ買おうと思ったが、この際、方形のランバス構造のクッション以外のハニカム構造のものも試してみようと思った。ハニカム構造は蜂の巣のような6角形の網目構造のこと。
そこで、上下2重構造のハニカム構造のクッションを買うことにした。こちらはamazonで買った。方形のランバス構造のものに比べると値段は約半額。外のカバーは2枚ついている。
大きさも重さもあまり変わらない。ただ、表面がフラットでお尻の形の傾斜はない。
蜂の巣のようなハニカム構造になっている。ただ、卵を置いて座る実験だけは気がすすまない。
裏も表も同じである。ハニカム構造は2重になっていて、なおかつ境もふさがっていないので通気性は良い。
このように裏表でハニカム構造になっている。
先に買った方形ランバス構造のクッションとハニカム構造のクッションをカバーから出して比較してみる。
さてどちらが座り心地が良かったか。圧倒的にランバス構造のクッションのほうが座り心地が良い。
まず、反発力は2重にするより1重で大きいほうが反発力よい。それとお尻の形に沿って傾斜させてあるほうが体重を均等に分散させるようであり、良い姿勢を保ちやすい。
どうもこのクッションは特許がないのか切れたのか知らないが、やたらと色んなメーカーから色んなタイプの物が出ていて初めはどれを買えばよいのか迷ったが、要するに素材は皆同じようなので、構造は1重でお尻の傾斜があるものを選べばよいという結論に達した。