100均の始まりは、「1985年に有限会社ライフが愛知県春日井市に日本初の固定店舗による100円均一店をオープンし「100円ショップ」と命名して販売を開始した。」とウィキペディアにある。
その後100円ショップチェーン最大手の大創産業「ダイソー」は1991年に最初の常設店舗を開設した。
1990年代の100均には、今では考えられないものが並んでいた。100円の値打ちが今と20年前とでは随分違っているからなのだろう。調べてみると20年で1割ぐらいの差があるが、それに消費税も3%から10%に上がっているので17%ぐらいの違いが出てくる。その上、新興国の人件費が右肩上がりのなっている現状も考えると、1990年代に100円で売れたものが今では150円、200円になっているのだろう。


いつ頃、このから傘をいくらで買ったのかよく覚えていない。和モノを探して押入れをガサゴソしていて見つけたのである。


傘の柄に値札らしきものがついていた。


よく見るとダイソーの商品であったが、値段が書いていない。まさか、100円ということはないだろうと思いつつ傘を開いて調べてみると、丁寧に作られている。中国の農村で作られたのだろうか。

確か今でも唐傘はダイソーで売られているはず。NETでダイソーの唐傘を検索してみるとたくさん出てきたが、丁寧に記事を書いているブログを見つけたのでここブログの画像を参考にさせていただく。

こまごまなせいかつ |ダイソーのから傘。
このブログ楽しくて時間のたつのも忘れて読み続けてしまった。この人の押し入れを見てみたい。


この方は、細々なものが好きらしいがこの唐傘結構大きい。


今のから傘の骨は23本。この渦巻き模様が私の唐傘と似ているのでちょっと親近感を持った。


昔の唐傘は骨が30本。


現在の唐傘の先端部分。


昔の唐傘の先端部分。


現在の唐傘の開閉部分。鉄も使われている。


昔の唐傘は、硬い部分はすべて竹でできている。


昔の唐傘は、骨を糸で固定している。素材が、紙と糸と竹である。これがいくらだったかはいくら調べてもわからなかったが、たとえ500円だとしても信じられない出来栄えである。この唐傘は我が家の文化遺産として永久保存だ。

この他にも、ダイソーの初期のものが出てきて、ため息を付きながら見とれていた。