先週の金曜日から時間が許す限り「雪ん子の舞」の仕上げに費やしてきた。
この作品ができあがったのは1月27日の夕方。
偶然にも日本各地で雪が降り始めた。

ゆーきやこんこ、あられやコンコ・・・とブツブツ口ずさみながら雪の箔を切り抜く。
「ゆき」の歌詞をNETで確かめてびっくり。かなりいい加減に歌っていたことが判明。恥ずかしい・・・
「ゆき」
雪やこんこ あられやこんこ。
降つては降つては ずんずんつもる。
山も野原も 綿帽子かぶり、
枯木残らず 花が咲く。
雪やこんこ あられやこんこ。
降つても降つても まだ降りやまぬ。
犬は喜び 庭駈けまはり、
猫はこたつで丸くなる。

この40号の絵は一体いつから描き始めたのかよく覚えていない。秋ごろかな。もとの下描きからやり始めてピースでぼかしをかけたり試作したりで、随分時間がかかってしまった。

雪の大小を考えながら置いていく。平面的な処理はしているが、雪の大小で少しは遠近感を出したかった。

雪空に雪ん子たちが自然に溶け込むようにと四苦八苦。

ホログラムを写真に撮るのは難しい。部分的に撮るのはほぼ思い通りに行くけれど。

この子が一番可愛く出来上がった。
雪があまり降らないと、雪解け水が春以降少なくなって農作物の水不足を招くという話もきく。

スキー場は雪不足で悩んでいるとテレビのニュースで言っていた。
記録的な暖冬による雪不足を受けて、兵庫県のスキー場で4年ぶりに『雪乞い』が行われたとも聞く。

雨もそうだが、雪もほどほどに降らなくては沢山の人達が困るのである。

ひでり続きの時、雨が降るように神仏に祈ることを「雨乞い」というように、雪が降るように神仏に祈ることを「雪乞い」という。異常気象かと思うほどの暖冬で今年は雪が降らないので、日本各地で雪乞いの神事が行われたらしい。
私も、雪が降るように雪ん子たちにお願いした。雪ん子たちは絵の中で雪乞いの舞を舞ってくれた。その御蔭かどうかは知らないけれど雪がちょっぴり降ってきたので、困った時の神頼みも捨てたものじゃないと思う。
この「雪ん子シリーズ」があと4作ほどある。明日からまた暖かくなるようである。もう少し雪が降るようにと祈りながらせっせと毎日描くことにする。
村上華岳という絵かきが「画室で製(制)作するのは 丁度密教で密室に於いて秘法を修し 加持護念するのと同じ事だと思っています。」ということを語っているのを思い出した。