中国からの帰国者か新型コロナウィルスの濃厚接触者以外は、すぐに検査してもらえないらしい。一体どの様な症状なら新型コロナウィルスの感染であると疑うに値するのか。

新型コロナウィルスの症状を、NET中を巡って探してみた。


体の免疫力が高いと感染していても症状が出ないので、この人達は除外するが感染力だけはあるので一番怖い存在でもある。

初期症状としては、普通のインフルエンザなら、急激に寒気がして高熱が出て体の節々が痛く頭痛がするのだが、この新型コロナウィルスのばあい、はじめは普通の細菌性の風邪に似ている。喉が痛くなり微熱が出るとともに頭痛や倦怠感に襲われる。熱は37度台なので、無理をして会社や学校に行ってしまう。体力と免疫性が強いとこの段階で治ってしまう人達もいる。この人達はまさか自分が新型コロナウィルスの感染者だとは夢にも思わない。

初期段階で頭痛、倦怠感、節々の痛み、筋肉痛の他に、腹痛、下痢、嘔吐などの消化器系の症状を呈する人もいる。この時点で、インフルエンザを疑ってかかりつけの内科へ行ってインフルエンザの検査をなんとかしてもらってもウィルスの反応は出ないので、ただの細菌性の風邪だという結果になって、抗生物質の薬をもらって帰る。この時点の咳は軽い空咳のような感じであるが、喉の痛みだけは長引く。

、新型コロナウィルスのインフルエンザの特徴は、あまり鼻水やくしゃみが出ないことである。いつものティッシュペーパーの山は出ない。新型コロナウィルスは、鼻よりも喉に来る。とにかく喉が痛く咳がだんだんひどくなる。風邪の薬を飲んでも全く効かない。やがて熱は38度以上の高熱になり、咳が激しく出てきて止まらない。普通なら治ってくる時期になってもいっこうに良くならないばかりか咳と倦怠感はひどくなっていく。熱も1週間以上続いている。


・【WHO】は、新型ウイルスに感染した4万4000人からのデータを基に、感染者の症状について次のように推計している。

感染者の81%に軽度の症状が現われる
感染者の14%に重度の症状が現われる
感染者の5%が重症になる

やがて、発熱、咳、筋肉痛、倦怠感、呼吸困難、頭痛、喀痰、血痰、下痢などの諸症状が出て重症化する。この時点で、呼吸困難を認める場合は肺炎を発症しているものと考えられる。

2月20日までに中国で感染が確認された5万5924人のデータについて分析
▽発熱が全体の87.9%、
▽せきが67.7%、
▽けん怠感が38.1%、
▽たんが33.4%、
▽息切れが18.6%、
▽のどの痛みが13.9%、
▽頭痛が13.6%
以上からでも鼻水の症状はあまり見られないのは特徴である。
感染すると平均で5日から6日後に症状が出る。
感染者のおよそ80%は症状が比較的軽く、肺炎の症状がみられない場合が多い。

重症になる人については
・高齢者
・糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)の基礎疾患がある方や透析を受けている人
・免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている人

合併症の患者は致死率が高く、
▽循環器の病気がある人は13.2%、
▽糖尿病が9.2%、
▽高血圧が8.4%、
▽慢性の呼吸器の病気が8.0%、
▽がんが7.6%となっています。
19歳未満の感染者は全体の2.4%にとどまっていて、重症化する人はごくわずか

以上のことをよく頭に入れて新型コロナウィルスの感染を疑われる人は自分の症状をメモして保健所に電話し、「自分は絶対新型コロナウィルスに感染していて重症化しているようであるから検査してほしい。」とメモを読み上げて強く主張し検査してもらうべきである。「かもしれない」とか言っていると検査すらしてもらえない。その時点でマスクがない場合は、タオルで常に口を覆っておくようにして、公共交通機関を避けてタクシーで指定された医療機関に行くべきである。

だいたい政府はSARSのとき以後、一体を学び、感染症に対する備えをしてきたのかと文句の一言も言いたくなる。桜を見て遊んでいる場合ではないはず。お隣の韓国の場合なんか北朝鮮との戦時体制にあるから危機管理が行き届いている。韓国では全国に新型コロナウィルスの感染症検査場を設け、その場で検査結果を出している。見習うべきである。