アルコールはあるけれど、消毒用アルコールジェルがなくなってきた。今ではどこでも売っていないので仕方なく手作りすることにした。


基本的には、アルコールに増粘剤を入れてジェル状にすればいいだけのこと。料理よりは簡単。


NETで調べて増粘剤としてキサンタンガムなるものを購入。これは今でも売っている。


4グラムのキサンタンガムの粉末を30倍の精製水に溶かせば良い。精製水がなければ水道水で構わない。なぜならアルコールをドバっと入れるから細菌が増殖する心配はないから大丈夫である。


約30倍だからアバウトで良い。


自動車のバッテリー水は精製水だからこれを使う。キサンタンガムに精製水を加える。ほとんどの増粘剤は簡単には水に溶けないので、1昼夜、蓋をして放置しておくと朝には一応溶けているので、混ぜて均一にする。


100グラムの消毒用ジェルを作るのなら、20~30CCのキサンタンガム水溶液に無水アルコール80~70CCくわえると良い。キサンタンガム水溶液を水の量と考えて、70%アルコールジェル溶液を作るときは、キサンタンガム水溶液を30CCに無水アルコール70CC入れると出来る計算になる。


無水エタノールを使うとこのように計算が簡単になる。消毒用アルコールの場合は100CC中20%から30%ぐらいは水なのでジェルを入れるとかなり薄まって、消毒効果は低くなるが、62%ぐらいでも殺菌作用はあるらしい。


底の方に沈んでいるのがキサンタンガム水溶液でなかなかアルコールと混じらない。


シェイクして上下に振り回すと均一になるが細かい気泡ができて不透明に見える。


これを元の空き容器に入れる。時間とともに気泡は少しずつ消えていく。


アルコールばかりで手を消毒すると脱脂されてがさがさになる。そこで、ほんの僅か1CCぐらいグリンセリンを加えておくと手の荒れを防いでくれる。


時間がかかるのは、キサンタンガムを溶かすことぐらいで、後は至って簡単にアルコールジェルが作ることが出来る。作るときは4~5本ぐらい作っておくとキサンタンガム溶液を無駄にしなくても良い。